![社会科学・人文学分野で学位論文をオープンアクセスにすると、その内容を雑誌論文やモノグラフとして出版する機会は失われるのか?(文献紹介)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)
集英社は7月13日、同日発売の「週刊少年ジャンプ」33号(45周年記念号)の電子版の配信を始めた。週刊少年ジャンプ本誌の有料配信は初。紙版に掲載されている全作品に加え、150ページ以上の特典を収録する。300円。 同社が紙の漫画雑誌の発売と同時に電子版を配信するのは初めて。この号から連載がスタートする鳥山明さんの「銀河パトロール ジャコ」を始めとした全作品を収録するが、一部企画ページは未収録という。 電子版の特典として、「ONE PIECE」「NARUTO-ナルト-」「黒子のバスケ」「暗殺教室」のオールカラー版を、モノクロ版とあわせて掲載。07年に本誌に掲載した「DRAGON BALL×ONE PIECE『CROSS EPOCH』」などの復刻掲載や、連載陣のイラストを掲載した「45thビジュアルジャンプ!!」も収録する。 「ジャンプBOOKストア!」をはじめとした各電子書籍ストアで配信。ジ
PR誌『みすず』に連載中から愛読していた宮田昇さんの文章が『図書館に通う』という本にまとまった。「当世『公立無料貸本屋』事情」というサブタイトルがついている。 著者は私のちょうど十歳上。戦後まもなく就職した早川書房からタトル商会に移り、米軍占領下にはじまる混乱した著作権問題に素手でとりくみつづけた方である。そのあたりのことは私もすでに『翻訳権の戦後史』や『戦後「翻訳」風雲録』などの著書で知っていた。その出版界の大先達が、いまや私同様、ひとりの退職老人として公立図書館のヘビーユーザーと化していたとはね。 ほどなく消えてゆく身で、手持ちの本をこれ以上ふやしたくない。経済的な事情もまったくないわけではないらしい。退職老人の後輩としては、そうした著者のつぶやきの一つひとつが身にしみる。 仕事をやめた宮田さんは、暇にまかせて、じぶんの街の図書館で高村薫や宮部みゆきや桐野夏生の作品をまとめて読み、これ
日本の電子出版と米国のそれとでは、現在、7.5倍の規模の格差がある。kindleストアに登録されているタイトル数も、日本の12万108作品に対して米国では191万6694作品と、圧倒的な差がある。米国では、電子書籍が売れ始めた2010年以降、電子書籍だけでなく、紙の書籍の売り上げも確実に伸びてきている。 ただ、日本の出版業界では、「電子化されたら、音楽と同じように市場縮小の道をたどるのではないか」という懸念があることにも触れ、米音楽業界の売上推移のグラフが示された。しかし、そこに書籍の売上を重ねたところ、まったく市場の動きが異なっていることが明らかになった。 セッション後に同氏に話を聞くと、20代の若者の方が文字をよく読んでおり、彼らを100とすれば、50代では60程度しか読んでいないのでは? と推測しているという。若者は、スマートフォンやPCなどでテキストを読むことに慣れており、まとまっ
7月3日から、東京ビッグサイトで「第20回 東京国際ブックフェア」がスタートした。第17回電子出版EXPOや第2回クリエイターEXPOなど5つの展示会との同時開催となった今年のブックフェアでは、KADOKAWA 取締役会長の角川歴彦氏が「出版業界のトランスフォーメーション」と題した基調講演を行った。 今年で20年目と節目を迎えたブックフェア。会場を埋め尽くした1700人の受講者から、盛大な拍手で迎えられた角川会長は、戦後、出版業界を支えてきた構造、エコシステムの話から切り出した。 そのキーとなるのは3つ。資金力の乏しかった書店を支えた「委託制度」、堅牢な出版エコシステムの構築に寄与した「再販制度」、そして出版社が著作者との濃密な関係による商品供給を可能にした「著作権制度」だ。こうした制度はすばらしく機能し、日本の高度成長を支えてきたが、制度疲労を起こしていると角川氏。13年続く出版業界の売
text:中島由弘(Yoshihiro NAKAJIMA)/OnDeck編集委員 インプレスグループでは電子書籍の黎明期である2003年から電子書籍市場の調査を継続していて、今年で11年目を迎える。2012年度の推計値によると、電子書籍市場規模は729億円で、前年(2011年)の629億円から100億円(15.9%)増加している。ここでは、電子書籍の市場規模について発表資料をもとに解説するとともに、米国の市場動向との比較をしながら、さらにニュースを読み解いてみよう。 日本の2012年度の電子書籍市場規模は前年比15.9%増の729億円 本年度の調査結果によると、日本の2012年度の電子書籍市場規模は前年比15.9%増の729億円と推計している。特に、日本の場合はPCや携帯電話(フィーチャーフォン、いわゆる“ガラケー”)でのコミックやケータイ小説の市場が立ち上がっていたことが特徴となっている
ICT総研は6月26日、電子書籍コンテンツの需要予測を発表した。2013年度の市場規模は1000億円を突破するものの、電子書籍ストアは乱立し、ユーザーが「どれか1つのサービスを選択する決定的な動機もない」と分析する。 12年度の729億円から13年度は1010億円に成長すると予測。タブレット端末の普及ペースが想定よりも早く、拡大ペースが加速すると見込む。 電子書籍閲覧端末の出荷台数は、iPadなどの10インチタブレットに加え、KindleやNexus 7など7インチモデルのラインナップが充実し、右肩上がりを予想。12年度は前年比1.8倍の549万台となった。13年度は712万台、15年度には1000万台を突破すると予測する。 ネットユーザー約1万2000人にアンケートしたところ、電子書籍ストアの利用率1位は楽天「kobo」(2.5%)でAmazon「Kindleストア」(2.1%)、App
データベースサービスを手がけるソケッツは6月25日、パーソナルラジオ「LIFE's radio」サービスをスタートした。使えば使うほどユーザーの好みが番組に反映されるという。スマートフォン向けアプリとして提供され、利用料は月額350円。iOS、Android版が用意される。 ソケッツが持つ感性的な音楽データベースを活用していることが特徴で、嬉しい時、悲しい時、恋しい時、朝、通勤、通学、家事をしている時、ドライブ、1日の終わり、おやすみ前など、様々な気分やシチュエーションに合わせて選曲された曲をいつでもどこでも聴くことができるという。 音楽データベースは、ビート、楽器、曲調、、テンポ、声質、歌詞など1 曲につき2000個程の項目を組み合わせて構築され、1曲ずつ人が実際に聞いて分析しているとのことだ。 オンエア中の楽曲と雰囲気が近い曲が自動的にオンエアされる「SEED」や“LIKE”した曲を分
「ぷよぷよ」などを生み出したゲームクリエイターとして知られる米光一成さんが企画監督を務めるiOSアプリ「電書カプセル」がApp Storeに登場した。 電書カプセルは“ライブと本の間にあるまったく新しいメディア&電書リーダー”と銘打たれたストア型のアプリで、2012年末からリリースが予告されていたが、アプリ審査の関係などで公開が遅れており、ようやくのリリースとなった。 コンテンツを「カプセル」と呼ぶ形態で提供しているのが特徴で、完成したコンテンツを提供することもできれば、書きかけのコンテンツを用意し適宜アップデートしていくこともできる。かっちりと完成した“本”(あるいは電子書籍)を提供するというよりは、小さな発行単位を流動的な発行スケジュールで提供する出版システムの1つといえるだろう。 それぞれのカプセルに対してコメントなどを付けられるほか、作者にダイレクトメッセージを送る機能も用意され、
さて情報政策、特に今日本でも話題の「オープンデータ」政策について、EUから非常に大きなニュースが飛び込んできました。EU時間の6月13日、欧州議会が2003年の「公共セクター再利用指令(Re-use of Public Sector Information Directive、2003/98/EC、以下PSI指令)」の大幅な改正を採択したということです。「指令」というEUの法形式については、以前のポストもご覧くださいませ。このEUの動きに日本がキャッチアップできるか否かは、今後の情報政策の将来を大方決めてしまうというくらい大きなニュースです。 欧州委員会のプレスリリース欧州議会のプレスリリースこれによってEU全体のPSI、つまり公共機関が保有している情報のオープンデータ義務が、公共の図書館・美術館・博物館・アーカイブ施設(アーカイブズ)にも適用されることになります。元々はいわゆるお硬い公的
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