「○○し放題」という甘美な響き。それは決して安かろう悪かろうではない。電子書籍の世界にもやってきた「読み放題」という波。中でも月額315円の読み放題サービス「yomel.jp」はその気軽さから人気を集めている。 あなたはここ最近、本をどれくらい読んだだろうか? また、読んだものはどんな内容のものだっただろうか? それは漫画かもしれないし、実用書かもしれない。あるいは、ライトノベルかもしれない。本屋に足を運んで選んだものもあれば、近年なら電子書籍という選択肢もある。 電子書籍はここ数年で大きな変化が起こり、また、日進月歩でサービスが進化している。もはやひところのように一部のガジェット好きのものではなく、本と同じように電子書籍を楽しむことができる環境が整ってきている。インターネットなどで少し調べれば、たくさんの電子書店が電子書籍を配信していることを知ることができるだろう。 電子書籍の普及により
小学館、集英社、小学館集英社プロダクションの3社の共同出資で2005年4月に設立されたVIZ Media(ビズメディア)。米カリフォルニア州・サンフランシスコに拠点を置き、北米市場を中心に日本の漫画やアニメ、アニメに関連するキャラクターグッズ、ゲームのライセンス事業などを手掛けている。 日本では楽天、米アマゾン・ドット・コムの参入によって電子書籍市場がにわかに盛り上がりを見せているが、ビズメディアは電子書籍市場が形成されている米国市場で実績を積んできた。それだけに、市場環境変化への対応がいち早く進んでいる。4月1日に就任したビズメディアの佐々木健社長、小学館取締役兼ビズメディアでデジタル出版部部長を務める相賀信宏氏に話を聞いた。 (聞き手は原 隆) ビズメディアの北米におけるデジタル化の進捗状況について教えてほしい。 佐々木健氏(以下、佐々木):漫画分野において我々の主事業は従来、「紙」だ
これは、現在リコーが開発中の電子ペーパーです。 透明の状態から発色する、マゼンタ・イエロー・シアンの新規エレクトロクロミック材料を積層した独自構造を採用することで、これまでの電子ペーパーでは原理的に不可能だった紙のように明るいフルカラー表示が可能です。 試作機は、3.5インチのQVGAサイズ(113.6ppi)で、反射率は70%です。既存のカラーフィルター方式に比べて約2.5倍明るく、新聞(Japanカラー:31%)よりも高い色再現範囲(35%)を実現しています。 "色を出す時に、YMCの減法混色をするというのがカラー印刷と同じモデルで理想的なんですが、それをマゼンタ・イエロー・シアンと重ねてコーティングすることで実現しています。従来このような積み重ねをしようとすると、それぞれの層に電極の駆動部が必要なんですが、今開発しているものは駆動する電極がアクティブなTFTなんですが、それを1つだけ
佐久間 正英(さくま・まさひで) VITAMIN PUBLISHING INC. 代表 1952年3月 東京都文京区生まれ。和光大学在学中にフォーク・グループ「ノアの箱船」を茂木由多加(後に四人囃子等)、山下幸子と結成。1973年にKb.茂木由多加、Dr.宇都宮カズとキーボード・トリオ「MythTouch」結成。四人囃子、安全バンド等と共に”浦和ロックンロール・センター”を拠点として活動。和光大学卒業後、四人囃子にベーシストとして参加。以後作・編曲家、スタジオ・ミュージシャンとしてのインディペンデントな活動を開始。1980年同時期よりCM音楽作曲、アイドル・ポップスの作・編曲、映画音楽等を手掛け始める。1985年以降はBOØWYなど、多数のアーティストをプロデュースする。 Facebook:https://www.facebook.com/masahidesakuma Twitter:ht
出版状況クロニクル57(2013年1月1日〜1月31日) 『週刊ダイヤモンド』(1/26)が新年早々から、特集「倒産危険度ランキング」を組んでいる。それは近年の大企業の崩壊と凋落、中堅・中小企業の劣化の二つの視点を通じ、その倒産リスクと危機の内実を浮かび上がらせている。 この特集の背後にあるのは、安倍政権の景気浮揚策だが、「その実態は倒産の先送り」でしかなく、むしろ倒産危機は高まっているという認識だ。とりわけ中小企業の金融円滑化法は3月で終了するし、それは危機がまったなしでやってくることを告げている。そして倒産危険企業500社がリストアップされ、その中には書店も3社含まれている。 出版業界においても、近年の大手出版社、取次、書店の凋落、中小出版社、取次、書店の劣化はもはやいうまでもなく、危機の真っ只中にある。それがどのように顕在化していくかを、出版業界の「地獄編」として、冷静にレポートして
電子書籍で世界がもっと楽しくなる方法を考えよう 「売れる・売れない」を超える「第三極」のために:部屋とディスプレイとわたし(1/5 ページ) 「売れる・売れないの二極化」という紙の書籍の実情は電子書籍にも当てはまる。だがせっかくの変動期、「書きたかった」「読みたかった」をつなぐ仕組みで電子書籍から新しい「第三極」は生まれないか。作家、堀田純司さんの論。 ついにAmazon/Kindleストアのサービスがはじまり「黒船もとうとう来た。それどころかペリーも上陸しちゃったよ」という状況の電子書籍。思えば2010年になるiPadの発売以来、何度かのうねりを迎えながらもまた注目を集めています。 しかしそこで私が気になるのは「日本の各プレイヤーは、いったいどんなヴィジョンを電子書籍に描いているのだろうか」という疑問。みんなどんな展開を、電子書籍に求めているのでしょうか。 潜在顧客の発掘でしょうか。ネッ
DNPと子会社のDNPメディアクリエイトは、オリジナルの電子雑誌の創刊を核とするセールスプロモーション支援サービスを発表。 大日本印刷(DNP)と同社子会社のDNPメディアクリエイト(DMC)は、オリジナルの電子雑誌の創刊を核とするセールスプロモーション支援サービスを発表した。この発表に先立ち、iOS向け電子雑誌アプリ「Brillat(ブリア)」を2012年12月20日に創刊している。 同サービスは、価値観や嗜好が近い異業種の複数企業の協力(または出稿)を得て、それぞれが持つ商品やサービスを組み合わせたものをiOSアプリとして電子雑誌化、ブランディングや新規顧客獲得・購買促進を図るなどのセールスプロモーションを支援しようとするもの。 Brillat創刊号を見てみると、アメリカン・エキスプレスのほか、アパレル/化粧品/輸入自動車/百貨店の各業界から5社が参加し、「ライフスタイル」「ファッショ
2013年1月29日、文化庁が、2月1日から3月3日にかけて、電子書籍の配信実験「文化庁eBooksプロジェクト」を実施することを発表しました。「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する実証実験」の一環として位置付けられたもので、野村総合研究所が受託事業者となり、紀伊國屋書店が配信協力を行います。 この実験プロジェクトでは、国立国会図書館のデジタル化済み資料から配信対象資料が選定され、著作権処理、電子書籍の制作、電子書店を通した配信、一般ユーザからの評価の検討が行われます。そして、将来、民間事業者や公的機関などが、既存のデジタル化資料を基に電子書籍を作成・配信する場合のガイドが作成される予定です。 発表文では、第1回配信予定資料(2月1日~)として以下の7タイトルが挙げられています。 (1)浪花禿箒子著・石川豊信画「絵本江戸紫」(1765) (2)「平治物語〔絵巻〕」(第一軸:三条殿焼討巻)(
講談社が、インクジェット式のデジタル輪転機を導入すると発表した。国内第1号となるこの輪転機はデジタルデータを使用しているので、オフセット印刷で必要な版の作成が不要になる。なぜ同社はこのようなシステムを導入したのか。 講談社は1月28日、インクジェット式のデジタル輪転機(HP T300 Color Inkjet Web Press/日本ヒューレット・パッカード製)を導入すると発表した。国内第1号となるこの輪転機はデジタルデータを使用しているので、オフセット印刷で必要な版の作成が不要になる。出版物に合わせて必要な部数を生産できるようになるというが、なぜ同社はこのようなシステムを導入したのか。講談社の梅崎健次郎局長(業務局)が記者会見で語った内容を、一問一答形式でまとめた。 出版市場は縮小している ――日本の出版流通はどのように流れているのか? 梅崎:昔からあるのは「出版社」→「取次会社」→「書
未来を想像するルールメイキング!クリエイティブ・コモンズ生誕10周年イベント「CC10th Anniversary Party」 2013.01.27 Junya Mori インターネットの普及、ソフトウェアの発展、デバイスの多様化などの状況の変化により、社会の環境は大きく変化しています。 インターネットの登場以前は、一部のクリエイター、アーティストの仕事だったことも、今では多くの人がコンテンツを生み出すようになり、日々、音楽、映像、イラスト、写真、テキスト、データなどなど、数多くの作品が世に送り出されるようになってきました。 こうした動きと衝突しやすいのが著作権の領域。人々の創造性を妨げてしまわないよう新な著作権のルールを作ろうと、アメリカの法学者ローレンス・レッシグ氏が発起人となり、クリエイティブ・コモンズの運動はスタートしました。 クリエイティブ・コモンズとは、インターネット時代にふ
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