米航空宇宙局(NASA)などは、北極圏にあるグリーンランド北部の氷河から、巨大氷山が分離し、漂流を始めたと発表した。 氷山はグリーンランドとカナダとの境界の湾を分裂しながら南下し、大西洋まで漂流する可能性もあるという。 氷山の大きさは約260平方キロ・メートル。JR山手線内側の4倍近い面積で、1962年以来最大規模。分離は今月4日に確認された。 氷山は巨大なため、2年ほどは解けてなくならず、大西洋まで到達するとみられる。多くの船舶が航行するカナダ沿岸を南下し続けた場合、1912年に氷山に衝突して沈没した豪華客船タイタニック号のような衝突事故を懸念する声もあがっている。