英中銀、気候変動対策への支出を削減へ-コスト圧力の高まりで Ellen Milligan、Philip Aldrick イングランド銀行(英中央銀行)は気候変動対策への支出を削減し、その分の資金を中核的な業務に振り向ける計画だ。コスト圧力の高まりが理由だという。 英中銀の課題のうち気候変動対策の優先順位が下がれば、当局者は金融安定化や市場、デジタル通貨といった中核業務に集中できるようになると、事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにした。 英中銀の気候変動対策は現時点で、ESG(環境・社会・企業統治)情報開示ガイドラインの策定、保険会社の世界的な気温上昇によるリスクへの備え、銀行の気候変動リスクへの耐性を測るストレステスト(健全性審査)に重点を置いている。 今回の方針転換で、気候問題を重視した2013ー20年のカーニー前総裁の任期中と比べて状況が一変することになる。これは、インフレ抑制と金
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