タイという国に住んで約8ヶ月。どうも気になるのが、近所のソムタム屋台の家族のことだ。 1日5時間、ほぼ毎日夕方から客の列が途切れることはないその屋台で、ソムタムやらおかずを作り続けるのはお母さん。お会計をしたり、接客をしたりするのは息子さんと娘さん。聞けば30歳前後、他に仕事をしている様子はない。 お母さんの腕一本でこの家族を養っているのは一目瞭然。一家の主、お父さんはと言えば、いつも屋台の後ろで連れきた犬と戯れている…。なんとお母さんが忙しく働いている後ろで、お父さんは何をするわけでもなく、のんびり過ごしているのだ。 暖かい国のオトコは働かない、と巷では言われている。このソムタム屋台一家をみていて、「タイのオトコはどうなんだろう?」と調べてみることにした。 まず、住まいから駅までの500メートルにずらっと並ぶ屋台で働く男女比を数えてみた。すると、 ・屋台の数:43軒 ・働く人の数:58人