食品は、「元気になる」「病気が予防できる」など、もっぱら機能面が注目されることが多くなってきた。高橋久仁子群馬大学教授は『「食べもの情報」ウソ・ホント』という本で、こうした考え方が「フード・ファディズム」であると指摘している。 同教授に、そのシンボルともいえるサプリメントを解説してもらった。 特定の栄養素だけが不足するわけではない 「青魚のDHAを摂ると頭がよくなる」 「緑黄色野菜のベータカロチンはがん予防に役立つ」 日常の中でこうした会話が目立つようになってきた。テレビや雑誌などでもさかんに食べ物の機能性が強調される。 確かに食べ物と健康は密接につながっているが、それは長い時間をかけた食習慣が健康に反映されるということである。それなのにあたかも「それを食べると健康になる」とか、逆に「身体をこわす」というふうに言われる。 高橋久仁子さんは著書『「食べもの情報」ウソ・ホント』の中で、こうした
![サプリメントを考える|健康を考える|「考える」シリーズ|LIFENCE(ライフエンス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6fe8a225f1b2e6f13cfcd44e6ec10a5436852198/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fmag.gto.ac.jp%2Fimages%2Fkenko_sapri_ph002.jpg)