「トゥクトゥク」EV化を計画=環境に優しい庶民の足に-タイ 4日、タイ政府が発表した「eトゥクトゥク」の試作車(エネルギー省提供) 【バンコク時事】タイ政府は4日、首都バンコクを中心に全国で走行している三輪タクシー「トゥクトゥク」を、2022年までにすべて電気自動車(EV)に切り替える計画を発表した。黒い煙をまき散らすことで悪名高いトゥクトゥクが「環境に優しい庶民の足」(アナンタポン・エネルギー相)に生まれ変わる。 〔写真特集〕ストレンジカー奇妙きてれつな自動車 ドアも窓もないトゥクトゥクは走行中に受ける風の爽快感が人気で、タイ観光の名物の一つに数えられる。燃料はガソリンや液化石油ガス(LPG)だが、老朽化した車両が多く、市民の間では走行中の排ガスや騒音に対する批判も多い。 政府は「eトゥクトゥク」の購入や、使用中のトゥクトゥクをEV化する改造修理への支援金を支給する。エネルギー省によると