気のおけない友人たちと一緒に暮らし、家事・育児をともにする。そんなユニークな「家族」がある。ひとり親、独身などさまざまな立場にある人が、血縁を超えて助け、助けられながら共同生活をおくる「家族」は、従来の家族の枠を超えた新しい家族のかたちなのだろうか。 【写真】子育てシェアハウス「沈没家族」の様子 * * * 3歳の男の子の母である平本沙織さん(34)がスマホを取り出し、「保育園のお迎えに一緒に行ける人いませんか? 19時に帰宅予定」とグループLINEで呼びかけた。すると、すぐに「わたしが行くよ」と返事が戻ってきた。帰宅時には夕飯が待っているときもある。 このグループは0歳児から60代までの約60人で構成されていて、渋谷の複合ビルで共同生活をしている。グループのメンバーは、自分たちのことを「拡張家族」と名づけている。 平本さんは、この家に週に3日ほど出入りする「コミュニティーメンバー」だが、
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