昨年7月、筆者はウクライナで発見されたロシア軍の偵察ドローンから日本製エンジンが発見されたことを報じた。その際、メーカー側も経産省も事実関係を認めるに至ったが、今回のウクライナ戦争で多数撃破されたロシア軍の自爆ドローンや最新鋭の偵察ドローンから再び、日本製のバッテリー、カメラ、エンジン、ケーブルなどが発見されている。 製造した企業側に改めて事実関係を確認したところ、驚くべき実態が判明した。防衛省・自衛隊が活用していない日本のドローン技術を、ロシア軍が最大限に活用している実態の一端を紹介する。 パナソニックやキヤノンの製品も ロシア・ウクライナ戦争は首都キエフを巡る戦いから、東部地域の争奪戦へとシフトしている。当初、ウクライナ側はトルコ製TB2や国産のPD-1、そしてドローンキットから手作りした機体などの武装ドローンを使った兵站破壊によりロシア軍の前進を停止させ、そこにドローンによる誘導で砲
![ロシア軍「凶悪ドローン」には大量の日本製品が使われていた(部谷 直亮) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f87ab9f7e05c5f13e1aaddebbc7da8b2e2cce410/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2Fe%2F1200m%2Fimg_2e40ce3f54e9d8428e38f8e2803ceb9657662.jpg)