国や企業を狙ったサイバー攻撃に対抗しようと、全盲のエンジニアが奮闘している。情報セキュリティー会社「ラック」(東京)社員の外谷渉(そとやしょう)さん(31)。「障害があってもIT業界の第一線で活躍できるんだと知ってもらえれば」といい、さまざまな分野で障害者の受け入れが進むことを願っている。 (神田要一) 左耳にイヤホンを着け、パソコンのキーボードを慣れた手つきでたたく。画面が見えないため、打ち込んだ文字を読み上げるソフトを使い、イヤホンの音声で確認している。 プログラムに使う専用言語は複雑だ。健常者はテキストを見ながら文字列を入力できるが、外谷さんは記憶しており、そのままパソコンに向かう。複雑なコードも音声ソフトを頼りに打ち込む。同僚は「記憶力が良く、プログラミングも早くて正確」と目を見張る。 外谷さんはこれまで国や自治体、企業などのシステムが不正な通信を受けていないか分析する「ログ解析シ
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