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ブックマーク / mtwrmtwr.hatenablog.com (4)

  • 【全文公開】フィクトセクシュアルから考えるジェンダー/セクシュアリティの政治【講演原稿】 - 境界線の虹鱒

    2023年8月23日に、台湾のイベントで講演をしました。フェミニズム・クィアの文脈でフィクトセクシュアルを主題にしたイベントは、おそらく世界初ではないかなと思います。 𝟠/𝟚𝟛 三/水/𝕎𝕖𝕕【從紙性戀思考性與性別的政治フィクトセクシュアルから考えるジェンダー/セクシュアリティの政治 The Politics of Gender and Sexuality from a Fictosexual Perspective】 - 最新活動 - 女書店 講演内容としては、フィクトセクシュアルについて、とりわけ私が行ってきた二次元性愛の研究を紹介しつつ、そこからフェミニズムやクィアの運動や研究にどのような示唆をもたしうるか、というお話です。また、そもそも「二次元」とは何かという問題や、フィクトセクシュアルの周縁化の事例についても説明しました。 講演の読み上げ原稿の全文(約16000字+文

    【全文公開】フィクトセクシュアルから考えるジェンダー/セクシュアリティの政治【講演原稿】 - 境界線の虹鱒
    KoshianX
    KoshianX 2023/09/09
    ダウンロードして読んだ。オタク当事者として違和感のない説明で、非常に好感が持てた。こういう理解が進んでくれると本当に助かる
  • なんでクィア理論ではいまだに精神分析が扱われているの? - 境界線の虹鱒

    ジェンダーやセクシュアリティについての哲学的な議論では、フロイトやラカンなどの精神分析理論が繰り返し批判されてきた。なかでも有名な批判の1つが、ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』だろう*1。 しかし、それにもかかわらず、精神分析理論はいまだクィア理論のなかで言及されている。もちろんフロイトやラカンの主張が素朴に肯定されるわけではない。けれど彼らの主張に批判を加えつつも、その語彙や枠組みに大きく依拠ながら、議論が展開されるのだ。 「精神分析などという、複雑怪奇な概念を乱用する非科学的なシロモノが、いまだマトモに取り扱われているのは何故なのか?」こう思われる方も少なくないだろう。実際、私も学部生の頃には似たような疑問をいだいていた。 とはいえ、昨年度に精神分析系のクィア理論について論文を書いたなかで、先の疑問についても自分なりに考える機会があった。その結果としての暫定的な回答を、以

    なんでクィア理論ではいまだに精神分析が扱われているの? - 境界線の虹鱒
    KoshianX
    KoshianX 2022/12/03
    なるほどねえ、なんでフロイトなんぞいまだに参照してんだあいつらと思ってたらこういうことか。
  • 予備知識ゼロから『ジェンダー・トラブル』をとりあえず読めるようになるための読書案内 - 境界線の虹鱒

    ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』は、フェミニズムやクィア・スタディーズのみならず様々な領域に多大な影響を与えた重要な著作です。しかし内容も文章もかなり難解で、おそらく予備知識なしには読めないものだと思います。そのため記事では、『ジェンダー・トラブル』を読むうえで必要となる予備知識をできるだけ手軽に学べるよう、いくつかのを紹介していきます*1。 目次 目次 フェミニズムを知る クィア・スタディーズを知る 構造主義・ポスト構造主義哲学に触れる 『ジェンダー・トラブル』以前のフェミニズム理論を確認する ジュディス・バトラーについての解説書 おわりに:『ジェンダー・トラブル』に触発される 忙しい人向けの最短コース(2022年12月9日追記) 注釈 フェミニズムを知る ●清水晶子『フェミニズムってなんですか?』文春新書(2022年)(2022年12月9日追記) フェミニズムの歴史

    予備知識ゼロから『ジェンダー・トラブル』をとりあえず読めるようになるための読書案内 - 境界線の虹鱒
    KoshianX
    KoshianX 2022/12/03
    うーん、これざっと読んでいくにも1〜2年かかりそうな。でも大学1年生なら半年で読み切れるかもしれんなあ。
  • 対人性愛中心主義とシスジェンダー中心主義の共通点:「萌え絵広告問題」と「トランスジェンダーのトイレ使用問題」から - 境界線の虹鱒

    はじめに 対人性愛中心主義とシスジェンダー中心主義は密接に結びついているのではないか。トランスフォビアと萌えフォビアは同じ構造に根差しているのではないか。すでに何度か論文やTwitterでこの話をしてきたが、ここですこし具体的に説明しておこうと思う。 トランスフォビアと萌えフォビアは理論的に同根で、それを端的に示しているのがバトラーの言う「〈字義どおり化〉という幻想」だ。……という話を今までの論文でずっと示唆してきたんですが、これを初めて明示的に論じたのが今回の拙論だと思います。https://t.co/ry6JEekDQD — ゆう(wrmtrm)/『現代思想』メタバース特集寄稿 (@wrmtw) 2022年8月30日 なお以下では基的に二次元の女性キャラクターをめぐる議論とトランス女性をめぐる議論に焦点を絞る。これは世間での「論争」で女性キャラクターとトランス女性にフォーカスされるこ

    対人性愛中心主義とシスジェンダー中心主義の共通点:「萌え絵広告問題」と「トランスジェンダーのトイレ使用問題」から - 境界線の虹鱒
    KoshianX
    KoshianX 2022/12/03
    なるほどおもしろい。トランスフォビアと萌えフォビアは対人性愛中心主義という補助線を引くと同じものになるのか。社会学ではオタクに対して批判的なスタンスしか許されないかと思ってたが、時代が変わったかねえ
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