興味深い体験談を読みました。デスマーチについて考える前にデスマーチの経験を書くとその続編デスマーチについて考える(デスマーチ経験のエピローグ)です。 デスマーチ経験者がその「当時」を振り返るのは、戦争経験者が体験談を語るかのようなもので、懐かしがっているようにも感じられる面があるものの、やはりその悲惨な状況は、涙なくして読めません。同じ経験者がそれを読んだり聞いたりすると、なんだか戦友の話を聞いているような気になってしまうものですね。 さて、このkshさんはいわゆる「火消し」としてプロジェクトに投入されたわけですが、「火消し」といってもいろいろあるものです。一番ひどいのは現場に爆発物を仕掛けて一気に消火を狙うタイプで、跡地には何も残らなかったりします。一方、火の出ているところをきちんと見極めて、地道にかつ確実に火を消していくタイプの人は、多少時間はかかっても結果的によい成果を残す、よい火消