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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (37)

  • 【動画】サメとワニが一緒に食事、前例のない動画 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    【動画】体長3メートルの2匹のイタチザメと、体長4メートルのイリエワニがクジラの死骸をべる様子をドローンがとらえた動画。ワニがクジラをべる様子が初めて記録された貴重な映像だ。(解説は英語です) 恐ろしい肉動物でも、自分がべるのに十分過ぎる量のべものを目の前にすると、独り占めにすることへの興味はなくなるようだ。 ドローンを使った空撮で、体長3メートルの2匹のイタチザメと体長4メートルのイリエワニが、死んだクジラをべている様子が撮影された。わかっているかぎり、ワニがクジラをべる様子が初めて記録された貴重な映像だ。(参考記事:「【動画】NY沖に巨大な魚群が出現、サメ乱舞」) 2017年9月、チャーター便を運行する会社が西オーストラリア州キンバリー沖に浮かぶザトウクジラの死骸を見つけた。クジラの体長は15メートル近く。ドローンでクジラを撮影した動画をソーシャルメディアで見た、サメの専

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  • 黒い深海魚、99.9%の光を吸収と判明、闇に紛れる

    ムラサキホシエソ(Echiostoma barbatum)。東大西洋の生息地は水深3000メートルを超える。(PHOTOGRAPH BY SONKE JOHNSEN) どこまでも暗い海の中で、闇に紛れて身を守る魚たちがいる。一体どのような方法で彼らは“無”に溶け込んでいるのだろうか? 深海生物を専門とする米デューク大学の海洋生物学者ソンケ・ヨンセン氏と、米スミソニアン自然史博物館のカレン・オズボーン氏は、深海に暮らす“スーパーブラックフィッシュ”が効果的に身を隠す巧みな方法を突き止め、統合比較生物学会の年次総会で発表した。魚たちは皮膚の複雑なナノ構造で光子を捕らえ、体に当たった光をほぼすべて吸収しているのだという。 ホウライエソなどの深海生物は、さえぎるものが何もない海で身を隠すため、より黒く進化している。(参考記事:「深海でじっとしていると長生きに、最新研究」) 光のあるところで「彼らを

    黒い深海魚、99.9%の光を吸収と判明、闇に紛れる
  • 記憶障害になると人は実際にどうなるのか

    ナショナル ジオグラフィックの取材班は、レモニック氏に会うために、米ニューヨークにあるオフィスを訪ねた。記憶は、自分が自分であるためにとても重要な役割を果たしている。しかし、記憶が失われているにもかかわらず、ジョンソン氏は世界の美しさに感動し、喜びに満ちた日々を送っているという。レモニック氏に詳しく話を聞いた。(参考記事:レモニック氏担当の特集「宇宙生物学のいま」) ──ロニ・スー・ジョンソン氏について教えてください。なぜジョンソン氏の記憶は失われることになったのでしょうか。 ジョンソン氏は芸術家として大成功を収めた女性で、「ニューヨーカー」などの多くの出版物に関わっていました。また、アマチュア音楽家でもあり、自家用機のパイロットでもありました。しかし、2007年のクリスマスに、ニューヨーク州クーパーズタウン郊外の農場にいたとき、高熱と頭痛に襲われ、正常な受け答えができない状態になってしま

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  • 片目だけ巨大な深海イカの謎を解明

    左目は黄色くて大きく、膨らんでいる。しかし、右目は小さく透明。漁師たちは100年以上前から、このヘンな目をしたイカについて不思議に思ってきた。 「不気味なくらい奇妙な目。いったいどうしてこんな目になっているのかと思うでしょう」と、米国ノースカロライナ州にあるデューク大学の生物学者、ケイティ・トーマス氏は語る。トーマス氏は、カリフォルニアシラタマイカ(学名:Histioteuthis heteropsis)というこの動物の研究を率いている。このイカはイチゴにそっくりなので、「イチゴイカ」と呼ばれることもある。 1970年代に、このイカを研究した生物学者リチャード・ヤング氏はある仮説を立てた。大きなほうの目はかすかな太陽光を検知できるので、上を泳ぐ獲物を見つけるのに便利だという説だ。しかし、このイカは水深1000メートルほどの深海に生息しているため、その生態を解明するのは難しい。(参考記事:「

    片目だけ巨大な深海イカの謎を解明
  • 第1回 世界の「雪男伝説」をDNA鑑定してみた

    なぜヒト属は、われわれ現生人類(ホモ・サピエンス・サピエンス)ただ1種しか残っていないのか。ネアンデルタール人をはじめとした旧人は、なぜ絶滅してしまったのか。熾烈な生存競争の結果、より辺境の地へと追い立てられた旧人は、やがて人跡未踏の山岳地帯の奥に姿を消す。そこで彼らは絶滅したのではなく、実は息を潜めて住み永らえてきた。 「山の奥で毛むくじゃらの大男に遭遇した」とする雪男伝説が真実味を持つのは、同じような話が世界各地で伝えられているからだ。北米カナダのロッキー山脈では、その巨大な足跡からビッグフットと呼ばれる未確認生物が知られている。その地方の先住民の間では、昔からサスクワッチと呼ばれて恐れられていた。他にもヒマラヤのシェルパやヤク飼いの間で信じられているイエティ、中央アジアのアルマスティ、東南アジアのスマトラ島を徘徊するオランペンデクと、枚挙にいとまがない。 そして、その真偽を突き止めよ

    第1回 世界の「雪男伝説」をDNA鑑定してみた
  • 頭が2つあるサメの報告が世界で増加、原因不明

    2008年にオーストラリア沖で捕獲されたヨシキリザメの子宮内で見つかった双頭の赤ちゃんザメ。(PHOTOGRAPH COURTESY CHRISTOPHER JOHNSTON) 双頭のサメなど、映画の中の作り物のように思われるかもしれない。けれども科学者によると、そうしたサメはたしかに実在し、しかも、世界中で発見例が増えているという。 2013年には、フロリダ沖で捕獲されたオオメジロザメという胎生のサメの子宮内から双頭の胎児が見つかって話題になったし、 2008年にはインド洋でも双頭のヨシキリザメの胎児が発見されている。 2011年には、カリフォルニア湾内とメキシコの北西沖で捕獲されたメスのヨシキリザメの子宮内から発見された双頭の胎児を詳しく調べた論文も発表されている。実は、これまでに双頭の胎児が発見されているサメのほとんどがヨシキリザメだ。2011年の論文で研究チームを率いたメキシコ国立

    頭が2つあるサメの報告が世界で増加、原因不明
  • 「退化」は進化の一環、新たな力を得た動物たち | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ナイチンゲール島(南太平洋にある英国の海外領土)のイワトビペンギン。ペンギンの祖先は、約6000万年前に飛ぶ能力を失った。(PHOTOGRAPH BY TUI DE ROY, MINDEN PICUTRES, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) ヌタウナギは、その名のとおりウナギに似たヌルヌルした海洋動物だ(ウナギの仲間ではない)。視力はほとんどなく、おもに嗅覚と触覚を頼りに海底を動き回っている。 このほど、ある研究者が約3億年前のヌタウナギの化石を詳しく調べ、ヌタウナギは大昔は視力があったが、退化でその目が失われたことを明らかにして、生物学界に衝撃を与えた。 この発見は、目の起源に関する通説に異議を申し立てるものだ。現生のヌタウナギは、古代のヌタウナギとほとんど変わっていないため、科学者たちは長らく、視力をもたない現生のヌタウナギの目は、無脊椎動物の原始的な「眼点

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  • 超高速で泳ぐメカジキ、速さの秘密は「潤滑油」

    イタリア、サルデーニャ島沖のメカジキ(Xiphias gladius)。メカジキはイカを好んでべる。(PHOTOGRAPH BY NORBERT WU, MINDEN PICTURES/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 突き出した吻(ふん)で水を切り裂き、時速100kmで泳げるとも言われる魚、メカジキ(Xiphias gladius)。新たな研究で、メカジキの体にこれまで知られていなかった腺が発見され、これが高速で泳げる鍵となっている可能性があることがわかった。 学術誌『Journal of Experimental Biology』に掲載された論文によると、剣のように鋭いメカジキの吻の付け根には、油を生成する腺がある。メカジキが泳ぐときには、この腺から脂肪酸の混合液が分泌され、毛細管と小さな孔を通じて皮膚へと送り出されている。(参考記事:「メカジキの吻はなぜ折

    超高速で泳ぐメカジキ、速さの秘密は「潤滑油」
  • トラフザメが“処女懐胎”、3匹の子サメが誕生

    トラフザメ(Stegostoma fasciatum)。単為生殖を行う種のひとつだ。(Photograph by Fred Bavendam, Minden Pictures, National Geographic) 映画『ジュラシック・パーク』のなかで、イアン・マルコム博士は「生命は、なにかしら生き延びる術を見つけるものさ」と言った。 6月の終わりに、オーストラリアの水族館飼育員がそのことに気づいたのは、何年間もオスとの接触がなかったトラフザメ(Stegostoma fasciatum)から3匹の子サメが誕生したときだ。(参考記事:「300匹を妊娠!ジンベエザメの繁殖の謎に迫る」) オーストラリア、タウンズビルのリーフ HQグレート・バリア・リーフ水族館で飼育されている20歳ほどのトラフザメ、レオニーは、父親がいないにもかかわらず41個の卵を産み、そのうち3個から元気な子サメが孵化した

    トラフザメが“処女懐胎”、3匹の子サメが誕生
  • 第4回 子どもにミルクやスープを与えるサメがいた!

    サメやエイは、硬い骨を持たないいわゆる軟骨魚類で、サメはすでに4億年前にはこの世界に姿をあらわしていたという。エイはその後、分岐して新たな分類群となったようで、サメとエイをあわせて板鰓類(ばんさいるい)と呼ぶこともある。 現在、サメは分かっているだけで500種以上いて、熱帯から極地方まで、深海から浅い海まで、まんべんなく分布している。中には、最上位の捕者として君臨するホホジロザメや、最大の魚類であるジンベエザメなど、我々から見てもカリスマ的な種が存在している。また、エイも淡水から海水まで世界中に進出しており、オニイトマキエイ(マンタ)は、その大きさといい、水中を飛ぶかのように泳ぐ様といい、非常に人気が高い。

    第4回 子どもにミルクやスープを与えるサメがいた!
  • 第3回 共食いも胎盤も! サメは「繁殖様式のデパート」

    まず、卵生のものは、ネコザメ科、一部のテンジクザメ目、ほとんどのトラザメ科が相当し、海中に卵殻に守られた卵を産み落とす。卵殻の形は種によって非常に特徴的で、よく水族館などで展示されているネコザメの卵はまるでドリルのようだ。

    第3回 共食いも胎盤も! サメは「繁殖様式のデパート」
  • 第3回 共食いも胎盤も! サメは「繁殖様式のデパート」

    「ちょっと異例なほど、うちはサメの研究者が多いんです。動物研究室にも、5人くらいサメに関わっている研究者がいますし、それと水族館の側にも研究者がいて、衛星タグを使ってジンベエザメを追いかけるような研究をやっています。我々の方は、ホルモンを調べたり、組織を調べたり、ですね。まあ、サメの生物体から生態まで、網羅するような研究室って、世界的にもあまりないです」 外から見ると水族館にくっついてる研究施設のように見えつつ、その実、独立した研究機関であり、サメ研究では世界をリードしている。中心的なテーマは、サメの繁殖生理。4億年前には地球上に存在していたというサメが、どのような繁殖の仕方を開発してきたのか、その多様性を佐藤さんは、「繁殖様式のデパート」と呼んだ。 「すべてとは言いませんが、あらゆる子どもの産み方がサメっていうグループの中には見られるんですね。こんな生物群は多分ほかにないと思いますね。や

    第3回 共食いも胎盤も! サメは「繁殖様式のデパート」
  • 宿主を性転換させる寄生バクテリア

    寄生バクテリアの一種、ボルバキアに感染したハチの卵。染色により感染の様子が観察できる。 Photograph courtesy Merijn Salverda and Richard Stouthamer via NSF 急速にその数を増やしている寄生バクテリアがいる。このバクテリアは、宿主を性転換させて単為生殖化を引き起こすだけでなく、宿主を“気味の悪い怪物”に変身させてしまう。このような大惨事ともいえる生殖異常を引き起こす仕組みが最新の研究で解明された。その方法とは、免疫系を停止させることだという。 キョウソヤドリコバチをはじめとする寄生ハチ3種のゲノムを初めて解読した研究者チームによると、バクテリアの一種であるボルバキアはハチの遺伝子を操作し、バクテリアの侵入に対して警報を発するタンパク質を抑え込んでしまうという。その結果、バクテリアに対する防御機構が機能せず、ボルバキアは悪事を働く

    宿主を性転換させる寄生バクテリア
  • 世界初、水中を泳ぐオオムカデを発見

    世界で初めて発見された、水陸両生のムカデ。オオムカデ属の新種で、Scolopendra cataracta(スコロペンドラ・カタラクタ)と命名された。(PHOTOGRAPH BY WARUT SIRIWUT) 水の中に入れば恐ろしいムカデに襲われずに済むと思ったら、大間違いだ。そこには泳ぎが得意な巨大ムカデがいるかもしれない。 世界で初めて水陸両生のムカデが新種として記載され、2016年5月、その詳細が学術誌『ZooKeys』に掲載された。新種のムカデはオオムカデ属の一種で、最大で体長20センチほどになる。 一般的なムカデと同じく、彼らも肉で毒をもっている。生息域は東南アジアに限られているとみられる。(参考記事:「最多750足のヤスデ、米国で再発見」) 新婚旅行で発見 英国ロンドン自然史博物館の昆虫学者、ジョージ・ベッカローニ氏は2001年、新婚旅行でタイを訪れた。そして熱心な昆虫学者

    世界初、水中を泳ぐオオムカデを発見
  • 第4回 なぜ霊長類はまた3色型色覚を獲得したのか

    霊長類は教科書的に言っても、視覚の動物であるというふうに昔から言われている。発達した視覚システムが霊長類の大きな特徴だ、と。 眼球が正面を向いていて立体視ができるとか、視細胞の密度が高くて、空間解像度が高い(デジカメでいうと、画素が多い)とか、さらには3色型色覚。 前回は、魚類の色覚の話で、ゼブラフィッシュは4色型色覚を持つのみならず、水面方向と正面や水底方向で、網膜上に違うセンサーのセットを持っていることを知った。

    第4回 なぜ霊長類はまた3色型色覚を獲得したのか
  • 第1回 色覚はなぜ、どのように進化してきたのか

    ふだんの生活で、ぼくたちは日々、目を通したいわゆる視覚情報に晒されている。 もちろん、耳や鼻や皮膚などにある様々なセンサーを通しても、環境を認識しているわけだけれど、その中でも、目からの情報は膨大で、圧倒的に思える。活字を読むのも、ネットを見るのも、主に視覚情報を通じてだ。 そして、ぼくたちの視覚には「色」がある。赤だとか緑だとか青だとかを区別できるというのは、ただ明るい暗い(明暗)だけを識別するよりも、便利なことが多いし、しばしば、「美」を感じるきっかけにもなる。情緒的な言い方にすぎるかもしれないが、色覚があるからこそ、世界は彩りにあふれて、美しい。 実は色覚について、強い関心を持ってきた。小説の中でも、特異な視覚を持った一族を登場させたことがある(『天空の約束』と『雲の王』)。もっと知識を深めたいと思っていたところ、東京大学の柏の葉キャンパスに、色覚をめぐって幅広く、かつ、深く追究して

    第1回 色覚はなぜ、どのように進化してきたのか
  • 世界最大級のハエの新種、2種を同時に発見

    世界最大のハエGauromydas heros。最も大きなもので体長7センチにも及ぶ。しかし、最新の研究によれば、新たに発見された2つの種がライバルとして名乗りを上げる可能性がある。(PHOTOGRAPH BY ANDRE ALVES) 地球最大のハエに挑戦者が現れた。古い博物館の棚でほこりをかぶっていた2つの種だ。 体は指の長さくらいあり、羽を広げた幅は手首から指先まで及ぶ。世界記録を保持するムシヒキアブモドキ科のGauromydas heros(G. heros)に見劣りしないほど巨大だ。 ブラジル、フランス、コスタリカの博物館に眠っていた14の標から G. mateus、G. papaveroiという2つの種が発見された。標は古いもので1930年代までさかのぼる。 研究を率いたブラジル、サンパウロ大学動物学博物館のジュリア・カラウ氏によれば、知られている限り、2つの新種の手掛かり

    世界最大級のハエの新種、2種を同時に発見
  • ヘビのウロコに「剥がれない潤滑油」、初の発見

    カリフォルニアキングヘビ(Lampropeltis californiae)の体は、わずか数ナノメートルの厚さの潤滑油で覆われていることが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 体をくねらせて滑らかに這うヘビの驚くべき秘密が明らかになった。ウロコの表面が極めて薄い潤滑油でコーティングされていたのだ。 この発見は、12月9日付の「Journal of the Royal Society Interface」誌で発表された。研究論文によると、コーティングの厚さはわずか数ナノメートルで、人間の髪の毛の直径の数万分の1しかないという。ヘビの不気味な滑らかさを見事に解明しただけでなく、新しい工業用潤滑剤やコーティング剤のヒントとなり、ヘビ型ロボットのデザイン改良にもつながると期待される。 米アトランタ動物園

    ヘビのウロコに「剥がれない潤滑油」、初の発見
  • クジラが鼻に魚を詰まらせ死亡、オランダ

    スペイン近海を泳ぐヒレナガゴンドウ。2014年にオランダで窒息死した個体は、慣れない海域にいた。(PHOTOGRAPH BY AGE FOTOSTOCK, ALAMY) クジラ vs 魚の戦いは端から勝負がついていそうなものだが、実はそうでもないらしい。シタビラメなどの魚が、噴気孔の中あるいはその直下に詰まると、ゆっくりと窒息死に至ることがあるのだ。(参考記事:「DVDケースがクジラを殺した」) この珍しい現象は過去にも観測されているが、ヒレナガゴンドウでの記録はなかった。しかしオランダの海岸で、2014年末と2015年初頭に相次いでこの原因による死体が見つかった。 この死には、二重の謎がある。ゴンドウクジラは通常シタビラメのように平らな魚ではなく、イカをべること。そして、深さのある海を好むはずなのに、死んでいたのは比較的浅い海だったことだ。 専門家はこの死の原因を、仲間への忠誠心かもし

    クジラが鼻に魚を詰まらせ死亡、オランダ
  • 青いタランチュラはなぜ青い?

    青いタランチュラは珍しくない。写真はその1つ、グリーンボトル・ブルー・タランチュラ。名前に「グリーン」を持つタランチュラはいるが、実際に緑色のものはめったにいない。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL KERN) タランチュラの中には、人の顔より大きな種もいれば、敵に排泄物を引っかけて身を守るものもいる。そして、はっとするほど美しく、輝くような青い色をしたタランチュラもいる。(参考記事:「「青仮面」の新種のクモを発見」) なぜこれほど鮮やかな青色のタランチュラがいるのか。ある研究チームがこのほど、自然の小さなミステリーを解き明かそうと試みた。だが、ゴールはまだ遠かったようだ。米アクロン大学のシャン・ボーカイ氏は、「この問いへの答えは見つかりませんでした」と話した。 とても色鮮やかなタランチュラは多く、青い色の種も珍しくない。IUCNレッドリストで「近絶滅種(critically e

    青いタランチュラはなぜ青い?