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トラフザメが“処女懐胎”、3匹の子サメが誕生
トラフザメ(Stegostoma fasciatum)。単為生殖を行う種のひとつだ。(Photograph by Fred Bavendam, Mi... トラフザメ(Stegostoma fasciatum)。単為生殖を行う種のひとつだ。(Photograph by Fred Bavendam, Minden Pictures, National Geographic) 映画『ジュラシック・パーク』のなかで、イアン・マルコム博士は「生命は、なにかしら生き延びる術を見つけるものさ」と言った。 6月の終わりに、オーストラリアの水族館飼育員がそのことに気づいたのは、何年間もオスとの接触がなかったトラフザメ(Stegostoma fasciatum)から3匹の子サメが誕生したときだ。(参考記事:「300匹を妊娠!ジンベエザメの繁殖の謎に迫る」) オーストラリア、タウンズビルのリーフ HQグレート・バリア・リーフ水族館で飼育されている20歳ほどのトラフザメ、レオニーは、父親がいないにもかかわらず41個の卵を産み、そのうち3個から元気な子サメが孵化した