第11回 車を持たない若者達の背景:所有価値から使用価値へ 2007年10月31日 経済・ビジネスIT社会 コメント: トラックバック (0) (これまでの藤元健太郎の「フロントライン・ビズ」はこちら) ■車を持たない若者達 前回車への関心が低くなっているという話をしたが、現在開催されているモーターショーでも各社とも若者の車離れを食い止めるというのがひとつの大きなテーマになっている。トヨタが世界一になろうかという晴れやかな話題の影で国内市場の新車の販売台数が30年振りの低水準という現状の中、各社とも国内市場に関しては必死の状況が続いている。 実際、車が必需品である地方でも好調なのは軽自動車であり、低コスト、低燃費の実用性が重視されている。前回、かつては車がデートや友人達とのコミュニケーションのための重要な道具を担っていたが、その時間もコストもデジタルコミュニケーショが奪っているのではという