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ブックマーク / white-cake.hatenadiary.com (20)

  • 花を見ていた少年 - wHite_caKe

    中学生の時、大幅に遅刻して先生に遅刻の理由を尋ねられ 「花を見ていました」 と答えた同級生がいました。 彼のこの返答に教室はざわめき、それまで怒りを浮かべていた先生も 「なにおまえその……風流なの……?」 と一瞬毒気を抜かれたようになったのが印象に残っています。 彼の名前はドウシくん(仮名)。ドウシくんには他にも楽しいエピソードがあります。 やはり中学の時のこと。理科の時間、先生がNHKのドキュメンタリー番組を見せたことがありました。 「驚異の小宇宙・人体 『生命誕生』」 というその番組は、精子と卵子の出会いや胎児の成長を克明に追ったドラマチックなものでした。 中学生たちはみなけっこう真剣に感動しながらその番組をみていました。特に三億という膨大な数の精子が卵子を求めながらもそのうちの99%までは死滅していくというくだりは、なかなか衝撃的なものでした。 番組が終了し教室に少しずつざわめきが戻

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2019/02/16
    なんつーかこー、バレンタインデーになんてものを書くんだこの人は。
  • 父の親友とその裏面 - wHite_caKe

    昔、私の父シロイ・ネコヒコ(仮名)の職場にはドウドウさん(仮名)という二歳年上の先輩がいました。 二人はたいそう仲が良く、ドウドウさんの奥さんが出産なさったときは、独身だったネコヒコが名付け親になるよう頼まれたほどでした。 ネコヒコが母と出会ったときは、 「シロイの家にはティーセットがないだろう。彼女が家に来てくれたとしても、そんなんじゃ振られちまうぜ」 と言ってドウドウさんは高級なティーセットを揃え、ネコヒコのもとに持ってきてくれました。 私の故郷はたいそうな田舎です。ネット通販もなかった時代に珍しくて高級なティーセットを手に入れるのは、きっと大変なことだったでしょうに。 ドウドウさんはニコニコ笑いながら当然のように、手を尽くしてくれたのです。 幼い頃の私は、ドウドウさんにたいそう懐いていました。 私は彼を「じいちゃん」と呼んでおり、その都度両親は慌てて謝り、 「その呼び方はやめなさい」

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2018/10/10
    いつのまにはてなブログに切り替えたんだろう。
  • 娘とらっぱ - wHite_caKe

    今月、娘は初めての旅行をしました。私の実家に行ったのです。 二日目の夜、セキゼキさん(仮名)が「カミソリがないからコンビニに買いに行きたい」と言いました。 ど田舎ゆえ、実家から最寄りのコンビニまではかなり遠く、車を出す必要があります。その晩は私以外の全員が酒を飲んだ後でしたので、私が運転手になるしかありません。 私たち夫婦は、母と妹に娘を託してコンビニに行きました。 戻ってくると、娘はわんわんと泣いており、その右手にはおもちゃのらっぱが握りしめられていました。 娘は上機嫌に遊んでいたのですが、私たちが出かけてすぐに、ぐずりはじめたのだそうです。 慌てた母が、その場にあったおもちゃを片っ端から与えると、娘は他のおもちゃには見向きもせず、ひたすららっぱを欲しがりました。 涙をぼろぼろとこぼしながら、娘はらっぱを懸命に鳴らし続けたそうで、 「今までこんなに長く、上手にらっぱを鳴らすのは見たことが

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2015/08/18
    ウチはこういう時でもパパを残したり一緒に出かけたりして一人にしなかった。パパママがいなくなる、という体験をしなかったせいか、寝室に一人で置いても勝手に寝付く子だった。保育園に行くまでは。
  • 父が子育て身代金を減額した話 - wHite_caKe

    すげえ腹立つわ|愛情料理研究家 土岐山協子の 『料理はしないんだけど料理研究家のブログ』 この記事を読んで、思い出した話をします。 小学生の頃、母親がテニスサークルに通い始めて、時々家を空けるようになりました。 私は最初、とても驚いて戸惑いました。お母さんというのはいつも家にいる人だと思っていましたし、お母さんが家族と一緒に晩御飯をべないなんて想像を超えた事態のように思えました。 寂しさがなかったといえば嘘になります。手早く事を用意して、 「これとこれはちょっとあっためてべなさい。こっちはそのままで大丈夫」 などと指示をする母親は明らかにうきうきと楽しそうでした。自分たちを置いて出かけることを母親が楽しみにしているんだと感じた時、やっぱり多少のショックはあったのです。 ですがそれは、ほんの短い間だけのこと。 母が出かける最初の日、父親は張り切った様子で帰宅すると、こう宣言しました。

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2015/05/11
    これいいな。
  • 人生激変報告 - wHite_caKe

    お久しぶりです。シロイです。ほんとはそこまで久しぶりじゃなかったかもしれないんですが、なんか気分的にすごく久しぶりなのですというか、なんだこのごちゃごちゃした前置き。 実は入院してました。出産したもので。そんで退院もしたんですが、ご多分に漏れず育児ってやつに忙殺されてます。 赤子、マジバネエ。こっちの生活、マジ根から変えてくる。なんせ言葉が通じねえ。 私は自分の過去話をブログに書いてるくせに、セキゼキ(仮名)さんと入籍してもう三年以上経つのにそのことに一切触れてなかったりします。だってなんか気恥ずかしかったし、時間が空いたらますます書きづらくなったよ? なので出産話も書かずにいくことも考えたんですが、さすがにコドモが生まれたらものの見方とか興味関心とか激変するかもしれないから書かないとか無理だなと思って今、なわけです。 高齢出産なのでなにがどうなるかわからないから無事生まれるまでは書かな

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2015/02/28
    えええ!激変すぎるわwwそしてあの増田がシロイさんとかwww
  • いなかの、となりの、ひとごろし - wHite_caKe

    盆休み、実家に数日帰省して「ホラーとしての田舎」みたいなものについて、なんとなく考えました。私の実家、ほんとマジど田舎なので。 私自身は田舎も都会もどっちのほうが特に好き、というのはあまりなく、どちらもヤナトコとイイトコあるよね、と思っています。 ただ、都会よりも田舎のほうが怖い、と思うことが多いです。都会の怖さというのも当然あるんですが、田舎の怖さのほうが個人的にはリアリティを感じてしまうというか。 ヴァンパイアやゾンビ、狼男なんかの洋物ホラーも怖いと思ったりするけれど、それよりも吉備津の釜とか呪怨などの和物ホラーのほうがぞっとさせられるのと似たようなかんじで、田舎のほうが怖いのです。 私の中で一番怖い田舎エピソードは、知人のZ氏のお話で、なんとZ氏は周囲の人々から「人殺し」と思われているのです。 昔、ある女性が私の田舎で変死しました。Z氏はその女性と付き合っていて、彼女から数百万のお金

    いなかの、となりの、ひとごろし - wHite_caKe
    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2012/08/19
    細かいことを言うと、残りの二分は「葬式と火事」なので、村八分は生きてる内は完全断絶ってことだと思う。
  • 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」をみて思ったこととか - wHite_caKe

    ずっと見たかった「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」をやっとブルーレイでみれました。 とても面白くて、いろいろ考えてツイッターでぐだぐたつぶやいていたんですが、 「この量ならブログに書けば」 と言われたので、書いてみます。 ネタバレ上等ですので、未見の方は注意してください。 あと、私はアメコミのX-MEN全然詳しくなくて、映画ひと通り見ただけなんで、その程度の人間の解釈だと思ってください。 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の主役は、若マグニートーと言っていいでしょう。悲哀を背負っていて、強さもあって、誰もがかっこいいと感じるであろう、いいキャラクターだったと思います。 私も途中まではものすごくマグニートーに感情移入しながら観ていて、彼の主張にいちいち共感していたんですが、実は個人的に一番興味深い人物だなあと思ったのは、チャールズ・エクゼビア(プロフェッサーX)だったので

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  • 宇宙ひとつぶんの向こうで - wHite_caKe

    ヒソダさん(仮名)はとてもいい人です。 いい人だよね、と言われる人は大勢います。というか世の人々の多くは、「どちらかといえばいい人」に入るのではないでしょうか。 ですから、「いい人」ってのは別に珍しい存在ではありません。 けれど、ある人にとって「いい人」に思える誰かが、別の誰かにとってはちっとも「いい人」なんかじゃないってことも、よくある話です。 そういう意味では、ヒソダさんはとても珍しい人でした。だって誰もが、彼を「いい人」と褒めるのですから。 ヒソダさんてああ見えて実はちっともいい人じゃないよね。そんな陰口を一切叩かれることがなく、 「ヒソダさんてどんな人?」 という問いに皆が口をそろえて 「いい人だ。とてもいい人だよ」 と答えるというのは、なんだかすごいことだな、と十年前の私は思っていました。 その日も私は、「ヒソダさんはいい人だね」と言いました。 すると友人のルルカ(仮名)は、ぎゅ

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その9〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 文 ドアの閉じる音が聞こえた瞬間、私はびくっと体を震わせて、目を覚ましました。 (いかん、またトイレで眠ってしまった) 2008年の夏、セキゼキさん(仮名)の病気が悪化した影響で、私の睡眠時間は極端に削られていました。 仕事中、どれほど忙しく手を動かしている時でも、意識を失いかねないほど眠くなる時があり、大抵は目を覚ますためにトイレに行ってそのままそこで寝てしまう、という事態がしょっちゅう起こるようになっていました。 当然、トイレでそれほど寛いだ睡眠ができるわけはなく、二、三分で目は覚めちゃうんですが、それでもトイレで寝ていることが同僚にばれたらどうしよう、と私は毎日怯えていました。 (セキゼキさんが調子が悪い日は、会社を休んで付き添ったりもしてるから、ただでさえFさんに嫌われてるもんね……) 私は手を洗いなが

    二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その9〜 - wHite_caKe
    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2010/04/18
    名言→『自分が頑張ればなんとかなるというのは実は、「自分なら状況をコントロールできる」と思い込んでいるからで、だからうまくいかないのが理不尽で辛いように感じる』
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その1〜 - wHite_caKe

    2008年3月27日木曜日。 16時頃、私の携帯に、セキゼキさん(仮名)からメールが入りました。 今シロイの最寄り駅の近くにいるから 帰る頃メール欲しい。迎えに行きます 平日のこんな時間、勤務中の筈のセキゼキさんが、一体なぜこんなメールを……? 何かおかしなことが起きているんじゃないかという、もやもやした不安を抱えながら、私は「わかった。職場を出たらすぐにメールする」と返信し、その日は定時になるとすぐに、職場を飛び出しました。 改札を出てすぐのところに、セキゼキさんは立っていました。 「どうしたのセキゼキさん、今日は仕事はどうしたの?」 「行けなかったんだ仕事……どうしても電車に乗れなくて今朝……ホームで何も電車を見送って……でもどうしても足が動かなくて……」 その答えを聞いた瞬間、やはりそうか、と私は心中ひそかに呟きました。ここ数ヶ月、セキゼキさんの情緒が目に見えて不安定になっているよ

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  • 大和撫子の声 その2 - wHite_caKe

    モテてモテてしょうがないが故に、人生がたいへんなコジョウ・ミミエ(仮名)さんのお話第二話でございます。 第一話はコチラとなっております。 考察「大和撫子の声について」 今更これを言うのはなんなんですが、実はミミエさんは際立った美人というわけではありません。 私の友人にもミミエさんよりかわいいな、綺麗だな、と思える子は幾人もいます。 だけどその中の誰ひとりとして、ミミエさんほどにモテることはない。 じゃあミミエさんの異常なモテの理由って何なの、というのは周りの人間にとっては深い謎に包まれていました。たぶんヘテロ男性じゃないとその理由の核心はつかめないんだろうな、と私は未だに思っていますが、ミミエさんには一つ、際立った特徴がありました。 人当たりがとてつもなく良くて。 声がうっとりするような甘さと美しさを持っており。 心地よく耳をくすぐる優しくて柔らかくて感じの良い、そんな口調で話をするのです

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    Lhankor_Mhy 2010/04/04
    すごいとしか
  • FF13の感想で始まる年明け - wHite_caKe

    新年あけましておめでとうございます。 1月1日、元日。こんな日は2009年を厳かに振り返り、2010年の抱負を知的に述べた文章を美しくまとめてブログに載せるのが私の思う「あるべき大人の姿」であり、そういった大事業に二分ほど取り組んでみたのですがあっさり挫折しましたので、ゲームの感想を書きます。 もうあちこちにいろんなかたの感想がアップされていると思います、あの大作ゲームFF13の話です。 FFやりたいなあ、オフラインのナンバリングタイトルをPS3でやりたいなあ、と思い続け待ち続けていたその願いはついに叶えられ、FF13が先日発売されました。 私は発売日前日、PS3体の埃を丁寧にブラシで払い、キーボード掃除用のウェットティッシュでコントローラーを隅々まで拭き、その後液晶画面専用ウェットティッシュでテレビを綺麗にして、翌日に備えました。 セキゼキさん(仮名)は、FF13のプレイ中断時間を最小

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  • 暗号ゲームと拡大解釈。曖昧な境界線の上で - wHite_caKe

    レイプ被害についての様々なやりとりが最近、あちこちを賑わせているのです。 この手のやりとりの恐ろしいところは、盛り上がれば盛り上がるほど、男と女というのが無闇に対立するような構造になりやすいところだと思っています。おまけにその構造は男は加害者、女は被害者みたいな二元論ぶりでおまけにその場合の男と女って、ヘテロ前提ですが何か?風に語られている気がして、それもまたよくないよねえ、と感じます。 そしてさらに、しばし待たれよ、ほんとにこの手の性犯罪と自衛を結びつけた議論において、男女は必ず対立するものなのですかどうなのですかそのへん。 『24人のビリー・ミリガン』において、レイプを行った加害者たる人格はアダラナという名の19歳女性の人格だったりすることを思い出したりして。 さて、レイプの話になると、自衛すべきだという意見は、大体こんな風になるのではないかと思います。 「もちろん加害者が悪いのは確か

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  • ある種のドッペルゲンガーみたいな〜その2〜 - wHite_caKe

    はじめに 一年以上前に書きかけで放置してしまったがゆえに 「もうこれの続き今更いいよね」 と思い始めていたのですが、やはりそうでもないようで 「ドッペルゲンガーの話の続きはどうなったのでしょうか」 というメールその他をいただきましたので、続きを書かせていただきます。 なお、私の当時のサイトを発掘されたりしたくない願いを込めて、事実はいつものごとくそれなりに改変してございます。 あらかじめご了承ください。 ちなみにその1はコチラでございます。 文 さて、私が妹のシロイ・サイキ(仮名)に助けを求めようと考えたのには、理由がございました。 というのは、我が妹サイキは昔からかなりのネット力(今作りましたこの単語)を誇るツワモノであったのでございます。 複数のサイトを精力的に運営してどのサイトでもアクセス数を着々と集め続ける、私にとって最も身近なネットカリスマ、それがシロイ”電脳ミストレス”サイキ

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2009/09/09
    うまいな。
  • 集団墓参り - wHite_caKe

    さて、今回私がホラーを求める気持ちになったのは、実は下記のような事柄があったからなのでした。 その四 セキゼキさんの話 その日、私は近所に住むセキゼキさんとの待ち合わせ場所に向かっていました。 すると、前方から「ひえっ、ごめんなさい」という声がきこえ、ふとそちらを見ると、なんとセキゼキさん(仮名)が慌てた様子でこちらにやってくるところでした。 あらちょうどいいタイミングだけど、なんだか様子が変だなあと思いながら、私は挨拶をしました。 「こんちわー。どしたん泡った様子で」 「いや、この坂を下った先に霊園があるんだけど、おれ、待ち合わせに遅れそうだから近道しようと思ってね、霊園を突っ切ったのよ。 そしたら! なんかふと気がついたら五十人くらいの人が、周りに立っててさ。おれをすごい目つきで睨んでいたわけ。 なんかよくわかんないけど、集団墓参りとかそういう宗教的セレモニーの最中だったのかな? と

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2009/09/04
    シロイさんが冷静すぎるwちょっとは怖がろうよw/ セキゼキさんがシロイさんを怖がらせようと一芝居打ったものの全く効果がなかった、と読むと別の面白さが。
  • はじまりはいつも雨。たぶん終わりも - wHite_caKe

    私はよく傘をなくします。傘を買っても大体三ヶ月もてばいいほうで、大抵数回使えばなくします。 そもそも傘は嫌いです。あれは邪魔なものだと思っています。 持ち歩くのも嫌、さして歩くのも嫌。雨が降ってもできるだけ傘は持たずにでかけますし、傘を持っているときに雨が降っても、よほど雨足が強くならない限りさしません。 おかげで雨が降っている日は、通行人にぎょっとした顔で見られることが多いです。 街中の人全員が傘をさしているのに、私だけ傘をとじたまま歩いているのが原因と思われます。 さて。三つ子の魂百までと申しますが、私の傘が嫌い症候群は子どもの頃から始まっていまして、高校時代は四日連続で四の傘を紛失し、母にむちゃくちゃに怒られたりしました。 私自身も自分があまりにもしょっちゅう傘をなくすことにほとほとうんざりしており、なんとかこの悪癖を克服するすべはないものかと悩んでいました。 そして、大学一年の秋

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  • 今朝起きたら - wHite_caKe

    以前、友人に 「住み慣れているはずの自分の部屋をまっすぐ横切るだけのことが、なぜ無事にこなせないんだ。どうしてあちこちにぶつかりながら歩くんだ」 と聞かれたことがあります。私が知りたいですよその理由。テルミーホワイ。 そんな周囲との衝突を繰り返しながらの人生を送る私は、結果として体のあちこちに傷や痣を作ることがたいへん多く、周囲の方々には 「ちょっ、シロイさん、なんなのその膝」 「おいケイキ、お前なんで背中にそんなに大きい痣があるの?」 「うーわーあー、ずいぶん派手にすりむいたねえ。いつやったのソレ」 と始終聞かれているのですが、残念ながらたいていの場合私はそんなこと覚えちゃいないのです。 「なんでそんな傷作って覚えてないんだ?」 と他人様に真剣に聞かれたことがありますが、たとえば年に一回とか月に一回しか怪我をしないひとなら一つ一つの傷の由来を忘れずに済むんでしょうが、週に一回とか三日に一

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2007/10/21
    はさみで指ごと切ったり、手のひらごとホッチキスしたりした俺が来ましたよ。
  • wHite_caKe - 「傷ついた」、「傷つけたくない」、「傷つかずに生きられる人間はいない」、「傷つけることを恐れるな」等の言葉を聞く度に思い出すのは〜その2〜

    前回が問題編だとすると、今回は解答編ちゅーことになりましょうか。 私なりに彼がなぜ立ち漕ぎするひとを偽善者にカテゴライズするのか追求したら、大体こんなかんじになりました。 彼は自分の足が短いことを気にしており、そのことに苦しんでいる。 だから人前で椅子に座るのが苦痛で仕方ない。座高が高いから座れば一目で短足がばれてしまうというのが、彼の考え。そのくらいならずっと立っていたいと常々思っているし、実際昔はなるべく人前で座らないようにしていた。 「電車の座席」と「自転車のサドル」に腰を下ろすことは、特に彼にとって耐え難い。テーブルなどで隠してごまかすこともできない状態で、公衆の面前に自分の長い胴をさらすことになるから。 だけど彼は同時に、そんなことを気にしている自分を『臆病』で『欺瞞的』であると感じ、そのことにも心底嫌気がさしていた。 だから彼はがんばって、人前で座るようになった。サドルに腰を下

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2007/07/04
    「外から目線」←いい
  • 好きなひとにそんな質問されたいぞ私は - wHite_caKe

    くるさりんど - 「私のどこが好き?」と訊く女はどう答えたら一体満足なのか? 「私のどこが好き?」という質問は禁じ手にして欲しい。 じゃあ「私のどこが好き?」と訊く女はどう答えたら一体満足するのか? えー、これ男女逆にして考えたときに私、自分が好きな男性に、「おれのどこが好き?」とか言われたら、ちょう張り切って答える絶対、すげえうきうきするよもう、だって普段自分が思っていること全部言ったらびっくりされてひかれちゃうだろうなあ、と思いながら控えて控えて生きているわけで、それをこんな風に好きなだけ表現できる機会が与えられたら、それははっきり言って、「嵐の解禁」みたいなもんですぜダンナ。 「目が好きで、鼻が好きで、耳のかたちが好きで、眉間のしわが好きで、においが好きだよ。声が好きで、しゃべり方が好きで、言葉の選び方がとても好き。ぶっきらぼうに言葉を投げつけるときも好きだけど、少し恥ずかしそうに優

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2007/04/07
    クリント・イーストウッドに激しく嫉妬。
  • 遺伝子の鎖 - wHite_caKe

    先日の「嵐の解禁」話を書きながら、 「そういえば、こういうヤケにハイテンションでアッパー系な物言いをするひと、身近に一人いたよな。ものすごい身近なひとだったよな。誰だっけ?」 と二秒ほど考えて、すぐに思い出したのですが、父です。シロイ・ネコヒコ(仮名)です。 ネコヒコが以前、私の友人のL(仮名)を評した言葉 「Lさんて綺麗だよなー。あのひとと出会った男の八割は彼女に好意を抱いて貰いたいと切望するだろう。そんで残りの二割のうち、半分はゲイで、半分はよほどの変人だ」 ちなみに父ネコヒコは、Lに会ったことは一度しかなく、そのときも私がLと話しているところをちらりと見かけただけで、遭遇時間は一分にも満たない短いものでした。 友人のミリキ(仮名)がシロイ家に遊びに来て、帰った後、ネコヒコがしみじみと語った言葉 「ミリキさんというのは、ものすごく色っぽいひとだな。『悽愴な色気』という言葉が似合うひとと

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    Lhankor_Mhy
    Lhankor_Mhy 2007/04/07
    これだけだと、女好きに見えるw
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