国際カタールのヘリウム生産が止まって3週間。本誌が13日付で「供給網の新たな死角」として報じたこの問題は、追加攻撃で局面が変わった。カタールエナジーはLNG(液化天然ガス)生産能力の17%が失われ復旧に数年を要すると発表。ヘリウムのスポット価格は倍増し、長期契約を持たない調達先から在庫が尽き始める時期が近づいている。このヘリウム発の素材ショックを起点に、海上運賃は3週連続で上昇し大手船社が緊急燃料割増に踏み切った。WTO(世界貿易機関)は19日に2026年の物品貿易成長率を1.9%に下方修正し、需要の土台も縮んでいる。ヘリウムが供給の上流を詰まらせ、運賃がコストを押し上げ、貿易減速が需要を削る。3つは並列ではなく、上流から下流へつながっている。(編集長・赤澤裕介) カタールのラスラファン工業都市は2日のイラン無人機攻撃で操業を停止し、4日にフォースマジュール(不可抗力)条項を発動した。本誌
ちょっと島根県出雲市に旅行してきました。出雲大社にお参りして、出雲そば食べて、ぜんざいを食べて、と楽しんでいたところ「これ、戦争の痕跡じゃないか?」と発見していまったのがこちらです。 松に残る戦争の傷跡 出雲大社の正面には、およそ1㌔にわたって飲食店やおみやげ店などが並ぶ「神門通り」というまっすぐな通りがあります。車道と歩道の境に、70本余り(帰りのバスから数えた概数)の松が植わって、道の両側にきれいな松並木ができています。 神門通りの起点付近にある「宇迦橋の大鳥居(一の鳥居)」。左手に松が神門通りと松並木 大社側から一の鳥居まで来て、そこから歩道を反対側に移って出雲大社側に向かっていった時です。この松並木の古木(最初の写真)に独特の傷があるのを偶然目にしたのです。 大平洋戦争末期の1944(昭和19)年10月23日、次官会議で、全国で取り組まれた松の根を掘り返して乾留させる「松根油」作り
2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 筑波大学とアサヒ飲料株式会社に所属する研究者らが発表した論文「Sparkling water consumption mitigates cognitive fatigue during prolonged esports play」は、カフェインと糖分を含まない無糖の炭酸水が、長時間のeスポーツプレイによる認知疲労を軽減する有効な手段となることが示された研究報告だ。 集中力維持のためにカフェインや糖分を多く含むエナジードリンクやコーヒーに頼る人は少なく
どうも、AIエンジニアの@noprogllamaです。普段はAIで日常の仕組み化をしたり、投資×テクノロジーの実践知を発信したりしています。 CLAUDE.mdという仕組みがあります。プロジェクトのルートに置いておくと、Claude Codeがセッション開始時に読み込んで、プロジェクトの方針や技術スタックを把握してくれます。開発に必要な情報はこれで十分伝わります。 ですが、CLAUDE.mdには書けないものがあります。 「前にこの方針で議論して、こういう理由で却下したよね」「あの時ハマったの、覚えてる?」——過去の会話の文脈です。 私はClaude Codeを開発だけでなく壁打ち相手としても使っています。戦略の相談、記事の構成、設計判断の議論。こういう用途では、過去に何を話したかが重要です。新しいセッションを開くたびに前提の共有からやり直すのは、率直に言ってしんどい。毎朝出社したら同僚が記
<RACHEL LOUISE ENSIGN AND ALEXANDRA WEXLER/2026年3月12日> これは怠惰なのか、無学なのか、それとも究極の力の誇示なのか。 実業界や政界の大物が出した書簡を見ると、彼らがスペリングや句読点、正しい文法を驚くほど無視していることが分かる。 決済企業ブロックの社員のほぼ半数を解雇するというジャック・ドーシー氏の先月のメモは、ほぼ全てが小文字で書かれていた。パラマウント・スカイダンスのデービッド・エリソン最高経営責任者(CEO)は昨年、ワーナーブラザース・ディスカバリーの買収合意を目指す中、ワーナーのデービッド・ザスラフ氏宛てのテキストメッセージで、相手の名前を「Daivd」(訳注:正しいつづりはDavid)と書いた。ソニー・ピクチャーズの有名なハッキング事件では、同社幹部らが「WE ALL HAVE TO SIT DOWNTTO TALK ABO
自分の好みのストライクゾーンを外している作品でも、素晴らしいアニメは素晴らしいアニメですね。 劇場アニメ『パリに咲くエトワール』オリジナル・サウンドトラック - 音楽:服部隆之 アーティスト:服部隆之ランティスAmazon 週末、『パリに咲くエトワール』をほとんど嫌々、勉強しにいく気分で観に行った。 youtu.be 公式が配信している予告動画を見ただけだと、この作品はたいしたことがないようにみえる。だって、この動画を見ただけだと、昔のジブリか昔のハウス食品のアニメ*1を連想しちゃうでしょう? グラフィックや演出がどんなにバージョンアップしていても、これは not for me だ。それに、3月22日の段階でこの作品を賛美しているのは、修行僧みたいにアニメを見ている一部の愛好家さんが中心じゃないですかー。そう思っていたのだけど。 ところが、そんなの全部吹き飛んだ! これは、すごいアニメです
AI を導入したら、逆に「何が起きてるか分からない」が増えた Claude Code を使い始めて数週間。生産性は確かに上がった。でも、こんな場面が増えた。 「なんか遅いな……」→ 何が遅いのか分からない Bash を 10 回連続で叩いてる → なぜそんなに必要なのか追えない サブエージェントが勝手に動いてる → いつ終わるのか読めない エラーで止まった → どの段階で詰まったのか分からない Web サービスなら、こういう「見えない」は OpenTelemetry(OTel) で解決する。リクエストのトレース、レイテンシの分布、エラー率——全部可視化できる。 じゃあ、AI エージェントにも同じことをやってみよう。 この記事では、Claude Code の実セッションログ(1 日・130 回のツール呼び出し)を OTel トレースに変換し、Jaeger で可視化した全記録を公開する。 準備
「Google AI Studio」がFirebaseのバックエンドとAntigravityのコーディングエージェントを搭載、プロンプトだけで高度なフルスタックアプリケーションを生成可能に Googleは、Google AI Studioのバイブコーディング機能を強化し、 プロンプトで指示するだけで高度なフルスタックアプリケーションの開発が可能になったことを発表しました。 フル機能のマルチプレイヤーゲームのような高度なアプリケーションまで自動生成されるとしています。 We’re launching a brand new, full-stack vibe coding experience in @GoogleAIStudio, made possible by integrations with the @Antigravity coding agent and @Firebase ba
はじめに Claude Code、とても便利ですよね。でも使い込んでいくと、こんな不満が出てきませんか? サブエージェントが何をやっているか見えない(Agent ツールはブラックボックス) 複数プロジェクトをまたぐ作業がつらい(Claude Code はカレントディレクトリドリブンなので) 別リポジトリでの作業を AI に任せたいけど、cd して別セッション立ち上げて…が面倒 これらの課題を解決するために、cmux というターミナルマルチプレクサを軸にしたエコシステムを作りました。この記事では、そのエコシステムを構成する4つのリポジトリを紹介します。 cmux とは(30秒で) cmux 上で using-cmux / cmux-team / cfork / cmux-remote の4リポジトリを同時に管理 cmux は AI エージェント向けに設計されたターミナルマルチプレクサです。t
大量の証拠と向き合いながら適切な判断を下すことが求められる裁判官の業務に、生成人工知能(AI)を活用することはできるのか―。社会にAIが広く浸透する中、最高裁が検討を加速させている。現状では利用できないが事務の効率化につながる可能性があり、法的・倫理的な論点を整理して方向性を見極めることになりそうだ。 【画像】チャットGPTがたった30秒で作った「憲法改正案」 その中身は 最高裁が1月と2月に専門業者を招いて実施した研究会。中堅の民事裁判官6人が、模擬記録を使いながらAIをどのように使うことができるかを議論した。「裁判官の判断過程には使わない」という考え方を前提に、書面要約など単純作業での補助的な活用を想定しているという。 今崎幸彦長官は昨年の記者会見で、セキュリティーやデータの信頼性などの問題に触れた上で「デジタル化に伴うさまざまな手続き改革の一環として考えていく必要がある」と指摘。今年
様々な学問や専門領域に精通し、その知見を発信するいわゆる“学術系VTuber”。 宇推くりあさん、星見まどかさん、北白川かかぽさんら、その道に立たないと得られない知識を、エンタメを交えて伝える活動スタイルは年々注目を集めています。 それぞれ独自のポジションを築いているほか、一部は国などの取り組みへと参加するほどに存在感を強めています。 そんな学術系VTuberの情報を集め、探しやすくまとめている有志Webサイト「学術系Vtuber名鑑」が話題となっています。 今回の記事では、同サイトの概要をお伝えしつつ、どのような経緯で発足したのか管理人へのインタビューを通して紐解きます。 専門分野・分類も一目でわかる「学術系Vtuber名鑑」 企画動画も主催「学術系Vtuber名鑑」は、いわゆるデータベースサイト。ジャンルを問わず、様々な学術系VTuberの情報を集めています。 メインとなるのは学術系V
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