タグ

ブックマーク / blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance (9)

  • 知っておきたいトマホークについて7つのこと : 海国防衛ジャーナル

    話題の「トマホーク」について。 導入反対派からは、「型落ちで遅い」と侮られる一方で、「飽和攻撃に使うから敵が危険」という懸念も抱かれる不思議兵器と化したトマホーク。もとより政治的なポジションで様々な主張があることは当然ですが、ここで我が国が導入するトマホークについてちょっとだけまとめておこうと思います。 トマホーク導入の目的なぜ今スタンド・オフ兵器が必要なのか型落ちトマホーク?亜音速で遅い飽和攻撃専守防衛との関係トマホークを超えるスタンド・オフ兵器 1. トマホーク導入の目的我が国は、スタンド・オフ防衛能力[1]を構築中で、トマホーク巡航ミサイルもこのスタンド・オフ兵器のひとつとして米国から調達します。 トマホーク取得にあたり、防衛装備庁が次のように言及しています。 島嶼部を含む我が国に侵攻する上陸部隊等に対処するために導入します。国産のスタンド・オフ・ミサイルを所要量整備するためには一定

    知っておきたいトマホークについて7つのこと : 海国防衛ジャーナル
  • 陸上型イージス:「イージス・アショア」による初のSM-3ブロック1B発射実験 : 海国防衛ジャーナル

    「イージス艦」はその名の通り、海に浮かんだイージス・システムです。それゆえ、艦載イージスBMDを「イージス・アフロート(Aegis Afloat)」と呼んだりもします。このイージス・システムを陸上で使おうという計画が、現在着々と進められています。陸に揚がったイージスBMDのことを「イージス・アショア(Aegis Ashore)」といいます。 欧州ミサイル計画弾道ミサイル防衛は、NATOにとって集団安全保障上の “核心的要素(core element)”です([PDF] 2010 Strategic Concept)。かねてからNATOは、将来イランが大陸間弾道ミサイル(ICBM)を保有することになれば大変な脅威になるとみなし、米国のGBIミサイル配備を検討していました。 しかし、ロシアの強い反発とイランのICBM開発がそれほど進んでいないことを受けて計画を変更。イランが現時点で保有する短距

    陸上型イージス:「イージス・アショア」による初のSM-3ブロック1B発射実験 : 海国防衛ジャーナル
    Listlessness
    Listlessness 2014/06/01
    陸上型イージス!そういうのもあるのか
  • 南シナ海、波高し:中国がベトナム・フィリピンと小競り合い : 海国防衛ジャーナル

    南シナ海は、中国台湾も)、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイが領有権権を主張し合う複雑な海です(過去記事)。スプラトリー(南沙)諸島とパラセル(西沙)諸島といった小島や環礁をめぐって、各国の主張は入り乱れています。 (南シナ海の領有権を巡る各国の主張ライン) 特に、この中で大きなアクターであるのは、中国、ベトナム、フィリピンです。 ここ数日、中国がベトナムとフィリピンを相手に小競り合いを起こし、事態がエスカレーションの危険性を帯びつつあります。ベトナムとは中国が西沙諸島で始めた石油掘削を巡って、フィリピンとは南沙諸島でウミガメ漁をしていた中国漁船をフィリピンが拿捕したことを巡って衝突していますね。 中国 vs ベトナム南シナ海で中越艦船が衝突 石油掘削めぐり、6人負傷(2014/5/7 産経新聞) 【北京=川越一】中国が石油掘削を始めた南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島近くの

    南シナ海、波高し:中国がベトナム・フィリピンと小競り合い : 海国防衛ジャーナル
  • なぜ中国海軍の対潜能力は低いままなのか?を説明する3つのシナリオ : 海国防衛ジャーナル

    先月、米海軍大学校から面白い報告書が発行されていました。メモ代わりの更新。 William S. Murray, Underwater TELs and China’s Antisubmarine Warfare, [PDF] China’s Near Seas Combat Capabilities, China Maritime Study No. 11, Center for Naval Warfare Studies, February 2014. 第二砲兵(SAC)は弾道ミサイル発射台としてTEL(移動式ミサイル発射車両)を運用していますが、中国海軍(PLAN)もまた潜水艦を対艦巡航ミサイル(ASCM)の発射台として位置付けているという指摘はユニークですね。 また、対水上艦戦(ASUW)能力に比べると、対潜戦(ASW)能力構築にあまり大きな進展が見られない理由について以前からあれ

    なぜ中国海軍の対潜能力は低いままなのか?を説明する3つのシナリオ : 海国防衛ジャーナル
  • 東欧を制する者が世界を制す 〜ウクライナを取り巻く地政学環境〜 : 海国防衛ジャーナル

    ウクライナで混乱が続いています。現在はクリミア半島を中心に事態が展開しつつありますね。クリミア半島は、オリンピック/パラリンピックの開催地であるソチから西に500kmほどの場所です。 より大きな地図で クリミア半島 を表示 ウクライナの政情、とりわけクリミアの状況は刻々と変化しています。私も専門家の方々の情勢分析と現地報道を見比べていますが、予想以上にロシアの介入が早かったですね。米国を含むNATOロシアに自制を求めていますが、影響力は小さく、おそらく国連もロシアの意向次第で有効に機能しないでしょう。 ロシアウクライナ間では、セバストーポリ港の返還問題やガス・パイプライン問題がありました(過去記事)。ウクライナを巡っては、ロシアとEUとの間での綱引きもあります。こうした情勢は、エネルギー問題や伝統的安全保障などでも説明がつきますが、それ以外にも「地政学」的な観点を頭の片隅に置いてみると

    東欧を制する者が世界を制す 〜ウクライナを取り巻く地政学環境〜 : 海国防衛ジャーナル
  • 米専門機関による中国海軍の現状評価  : 海国防衛ジャーナル

    前記事と同じく、米中経済安全保障検討委員会において、今度は海軍の専門分析機関である米海軍情報局(ONI)のJesse L. Karotkin上級研究員が中国海軍の現状を評価しています。 [PDF] TRENDS IN CHINA’S NAVAL MODERNIZATION US CHINA ECONOMIC AND SECURITY REVIEW COMMISSION TESTIMONY, Hearing: China’s Military Modernization and its Implications for the United States, January 30, 2014. 中国空軍と第二砲兵の評価と同じく、中国海軍の概観を把握しやすい内容で、これまた入門編として優れたテキストです。現在の中国海軍を知る際の基礎用語が並んでいる感じですね^^ 型番や年月日などに多少の間違いが

    米専門機関による中国海軍の現状評価  : 海国防衛ジャーナル
  • 敵基地攻撃論で知っておきたい空爆と巡航ミサイルの有効性 - 海国防衛ジャーナル

    2013年11月02日 12:00 カテゴリ入門編ミサイル関連 敵基地攻撃論で知っておきたい空爆と巡航ミサイルの有効性 Posted by nonreal No Comments No Trackbacks 敵基地攻撃という言葉、時々話題になりますよね。 年末に予定されている「防衛計画の大綱」*1改訂に向けて、6月に自民党が提言を作成し、7月末には防衛省が中間報告を公表しました。その中で、集団的自衛権と並んで注目されているのが、敵基地攻撃論です。 敵基地攻撃論は戦後間もない頃からある議論ですが、現在争点となっている敵基地とは、「北朝鮮の弾道ミサイル発射基地」を指します(政府、防衛省資料より)。北朝鮮がミサイルを発射しようとしたら、座して自滅を待つのではなく、ミサイルおよび発射台を破壊してしまおうというものです。つまり、敵基地攻撃論とは、対北朝鮮弾道ミサイル防衛政策の文脈上にある議論と言

  • 未来の戦場は無人機(UAV)が主役になるのか : 海国防衛ジャーナル

    先月9日、尖閣諸島北方の東シナ海に中国の無人航空機(UAV)が飛来し、我が国の防空識別圏(ADIZ)*1に入りました。飛来したUAVは、ISR(情報収集、監視、偵察)用の「BZK-005」と見られます。ADIZに入ったからといって攻撃理由にはならないので、いきなり撃墜するわけにはいきません。これは無人機も有人機も同じです。 中国のこうした挑発行為があるたびに、日の安全保障が著しく低下したかのような言説を見かけます。F-35のような高い買い物をするよりも無人機をそろえろ、という意見もあります。確かに、中国のUAVに対する研究・開発意欲は日に勝り、おそらく技術的にもあちらが進んでいます。うかうかしていられないのは間違いありません。 では、中国のUAV戦力の増強は、我が国にとってどれくらい脅威なのでしょうか。また、今後UAVが戦場の主役となり、有人機は間もなく舞台を去ることになるのでしょうか

    未来の戦場は無人機(UAV)が主役になるのか : 海国防衛ジャーナル
    Listlessness
    Listlessness 2013/10/06
    UAVの弱点について。10年や20年では有人機を置き換えるには至らないか。
  • 中国の無人航空機(UAV)の実力 : 海国防衛ジャーナル

    今日は、無人機のお話です。 無人機、とひとくちに言っても、空では固定翼と回転翼それぞれの無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle:UAV)が開発されていますし、海においては無人潜航艇(Unmanned Underwater Vehicle:UUV)があり、陸でも無人陸上車両(Unmanned Ground Vehicle:UGV)の構想があったりします。こうした無人機の最大のメリットは、何と言っても味方の人的損耗をなくすという点です。とりわけ、航空優勢が確保できない状況において、有人機を展開させないで済むということは、選択肢の拡大にもつながります。また、オペレーターによる遠隔操縦が必要な機体であっても、従来のパイロット育成にかかるコストと時間に比べれば格段にリーズナブルです。加えて、UAVは搭乗員の疲労という要素がないゆえ、長時間の活動が可能です。例えば、P-3Cは旅客機

    中国の無人航空機(UAV)の実力 : 海国防衛ジャーナル
  • 1