23年間放送されたNHK教育テレビの名物番組「できるかな」の“ノッポさん”こと俳優、高見のっぽ(75)が、10月に東京・池袋でミュージカル初主演を飾ることが7日、分かった。 “無口”だったノッポさんが生声で歌うミュージカル「ありがとう!グラスホッパー」。2005年のCDデビュー曲「グラスホッパー物語」シリーズの完結編で、ノッポさん扮するバッタのおじいさんが、軽快なダンスと歌で大切なメッセージを届ける感動作だ。 同局の音楽番組「みんなのうた」でロングランとなった「グラス−」では人間の優しさを信じる心を、続編「ハーイ!グラスホッパー」(07年)ではコミュニケーションの大切さを伝えてきた。 当初はこの2曲で終わるはずだったが、悲劇的な事件が相次ぐ現代を危惧したノッポさんが、「『共に生きる』ことの大切さを生で伝えたい」と、ミュージカルを書き下ろすことに。24歳の舞台デビューから51年目にして初めて