20日、救出された作業員の書いた手紙や国旗、ヘルメットなどが飾られている展示会を訪れたウルスアさん(中央)=コピアポ、平山写す 【コピアポ=平山亜理】チリ北部コピアポ近郊の鉱山落盤事故の記憶をとどめようと、コピアポ市が「鉱山作業員記念館」の建設を予定している。これに先立ち、市文化会館には救出にまつわる様々な物が展示され、大勢の市民が訪れている。33人のリーダー、ルイス・ウルスアさんも20日、姿を見せた。 展示されているのは、エスペランサ(希望)キャンプに翻っていた国旗や、作業員たちのヘルメット、各国の記者たちが残したキャンプの入場許可証やマイクのカバーなど。 展示会場でウルスアさんの姿を見つけると、抱きつく市民も。ウルスアさんはにこやかに応対し、同僚の作業員たちと固い握手を交わしていた。だが、記者が「地上に出て、ピニェラ大統領と話した時の思いは?」と尋ねると、「さあ、私はウルスアでは