文部科学省の局長級の幹部が逮捕された汚職事件で、贈賄側の元役員らが設けた飲食の会合の場に厚生労働省の事務次官だった蒲原基道氏が同席していたことが関係者への取材でわかりました。会合では病院の運営などについても意見が交わされたということで、東京地検特捜部はこうした経緯について確認を進めているものとみられます。 関係者によりますと、谷口元役員が去年10月に設けた飲食の会合の場に、川端前統括官ら複数の文部科学省の幹部とともに厚生労働省の事務次官だった蒲原基道氏も同席していたことがわかりました。 関係者によりますと、会合では病院の運営などについても意見が交わされたということで、ことし6月には、元役員らが関わった病院運営のガバナンスについての研究会が開催され、国会議員や病院関係者、それに厚生労働省の幹部らが参加していました。 谷口元役員らは接近したい中央省庁の官僚のリストを複数作成し、みずからの事業を
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