僕は....まだ.... やりたいことが.... 『キミオアライブ』第一話冒頭の意味は、8月29日を区切りに決定的に変わってしまった。 作者である恵口公生(えぐちこうせい)の死とどうしても結びつけてしまう。 毎月読む「月刊少年マガジン」に現れた新人作家。絵の完成度の高さ、演出の確かさ、人間をえぐるような怖さを時に含むセリフ。 第一話を読んで「将来楽しみな作家だな」と印象に残った。 毎月作品には目を通す。けれど単行本は買わない。私は熱心とはいえない読者で、Twitterも追ってはいなかった。それでも訃報を知ると、衝撃でクラっとした。 そして、あとから知る。才能あふれる作家は、コロナの中で戦い続けていたのだと。 ◇◇◇ 『キミオアライブ』は新型コロナウイルスとその後の緊急事態宣言の影響を大きく受けた作品だった。 PEYO名義で2018年に『ボーイミーツマリア』を描いた恵口は、2019年10月発
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