多様な性のあり方や性的少数者について県民の理解を深めるための条例やパートナーシップ宣誓制度について、石川県の馳浩知事は県議会12月定例会への条例案提出見送りを決めた。22日にあった知事会見で明らかにした。当初提出を目指していた9月議会に続き、2度目の見送りとなった。 条例案は馳知事の肝いりで、5月から有識者会議で議論が始まった。しかし、8月に募ったパブリックコメントで否定的な意見が多数を占めたほか、ベテラン県議からも議論が足りないとの声が上がったため、知事による条例案提出が見送られていた。県は12月議会での提出に向け、セミナーやタウンミーティングなど、普及啓発に取り組んできた。 同制度は、富山・福井両県ではすでに導入済み。福井県は10月に導入を発表し、11月から運用を始めるスピード感で、石川県の遅れが際立つ結果となった。 馳知事は見送り理由について、「性の多様性に関する問題は全ての県民がそ
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