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ブックマーク / call-of-history.com (10)

  • ジャンヌ・ダルク直属部隊の仲間たち18人まとめ

    シノン城行の仲間粘り強い交渉の結果、ヴォークルール城主ロベール・ド・ボードリクールからシャルル7世の待つシノン城へと向かうことが許されたジャンヌ・ダルクには六人の護衛がつけられた。準騎士ジャン・ド・メス(ジャン・ド・ヌイヨンポン)とその従者ジャン・ド・オンクール、準騎士ベルトラン・ド・プーランジとその従者ジュリアン、弓兵リシャール・ラルシュ、王国伝令使コレ・ド・ヴィエンヌである。 ジャン・ド・メス(ジャン・ド・ヌイヨンポン)ヴォークルール城主ロベール・ド・ボードリクール配下の準騎士。はじめてジャンヌがヴォークルールに現れて城主に会いたいと城下で言いはじめたのが1428年5月13日の前後である。その後、街中でジャンヌを見かけたヌイヨンポンは赤い服を着た彼女をからかってみたところ、真摯な受け答えをされて驚き、態度を改めて彼女――ジャンヌ・ラ・ピュセル――をシャルル7世のもとへ連れていくことを約

    ジャンヌ・ダルク直属部隊の仲間たち18人まとめ
  • 偽ジャンヌ・ダルク事件~中世フランス「自称乙女」騒動の顛末 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    ジャンヌ・ダルクの家族 ジャック・ダルク ジャンヌ・ダルクの父。ジャンヌが生まれ育ったドンレミ村の名士であった。1420年頃、旧領主ブールレモン家の邸宅を村の倉庫兼避難所として使えるよう賃借契約を結んだ記録や、23年に、野武士ロベール・... クロード・デュ・リスと名乗った自称ジャンヌ・ラ・ピュセルは実際のジャンヌ・ダルクとよく似た容姿であったらしい。ジャンヌ・ダルクの事績をよく調べていたし、体も鍛えていて武器の扱いや乗馬技術などにも長け、すぐに乙女の復活と話題になった。オルレアンでも話題となり、使者を派遣して真偽を調査させている。 メスのサン=ティボー教会の主席司祭はこう書き残している。 『この年ラ・ピュセル・ド・フランスと名乗る若い娘が現れ、その人物になりきっていたので、だまされた人も数多かった。特に身分のある人々がそうであった。』(注5) 翻弄される人々自称ジャンヌは、メスの貴族や有

    偽ジャンヌ・ダルク事件~中世フランス「自称乙女」騒動の顛末 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • ジャンヌ・ダルクの家族と友人~残された人々はどう生きたか

    ジャック・ダルクジャンヌ・ダルクの父。ジャンヌが生まれ育ったドンレミ村の名士であった。1420年頃、旧領主ブールレモン家の邸宅を村の倉庫兼避難所として使えるよう賃借契約を結んだ記録や、23年に、野武士ロベール・ド・サルブリュックと交渉して村を荒らさないよう取り決めを結んだ記録があり、1425~27年には村の取りまとめ役を務め、村を代表して何度もヴォークルール城主ロベール・ド・ボードリクールへの代訴人となったこともある。(コレット・ボーヌ「幻想のジャンヌ・ダルク」P57-58) 彼がジャネット(ジャンヌの故郷での呼び名)のことを非常に溺愛していたことは多くの証言からうかがわれる。ジャンヌ・ダルク処刑裁判での三月十二日のジャンヌの証言によると、「父が娘のジャンヌが兵隊達と連れだって家を出てしまう夢を見た」として、父母がジャンヌを厳しく監視するようになり、あわせて母から「儂がジャンヌのことで夢に

    ジャンヌ・ダルクの家族と友人~残された人々はどう生きたか
    Louis
    Louis 2019/05/30
    遺された兄二人が好対照で興味深い。安彦良和先生の『ジャンヌ』だとどんな描かれ方だっけ……ジャンヌの家族が登場する漫画というとどうしても雑君保プ先生の『ワールドヒーローズ2』が。
  • タキトゥス『ゲルマーニア』の主な内容まとめ

    『ゲルマーニア(” Germania “)』は古代ローマ帝国の歴史家・政治家だったプブリウス(またはガイウス)・コルネリウス・タキトゥス(” Publius (or Gaius) Cornelius Tacitus ” 、55頃~120頃)が古ゲルマン人社会の風俗、習慣について西暦97~98年頃に記した著作。以下引用は特に断りない限りタキトゥス著(泉井 久之助 訳註)『ゲルマーニア (岩波文庫 青 408-1)』(岩波書店,1979年)。 『ゲルマーニア』の構成全46章から構成されるが、岩波文庫版ゲルマーニアの翻訳・解説を行った泉井久之助によると内容から以下のように分類できるという。(241頁) 第一部、ゲルマーニアの土地・習俗 1~5章、土地と人とに関する総論的な序説 6~15章、ゲルマーニアの一般習俗(公的生活) 16~27章、ゲルマーニアの一般習俗(私的生活) 第二部、ゲルマーニアの

    タキトゥス『ゲルマーニア』の主な内容まとめ
    Louis
    Louis 2019/03/10
  • 時代別Fate/Grand Orderサーヴァント一覧 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    Fate/Grand Orderのサーヴァントを時代別に分類しました。歴史上の人物および神話伝承文学等歴史上形作られた創作に由来するサーヴァントのみで、オリジナルサーヴァントは除きます。 ヨーロッパ、世界史、日史でそれぞれ実在人物、神話伝承物語等架空の人物とに分けています。実在人物は生年準拠で、生年不明で没年がわかっている場合は没年準拠、生没年不明な場合は活動時期(君主であれば在位期間)に基づいています。実装済サーヴァントのみの表でイラストだけ公開されているサーヴァントは含んでいませんが今後追記するかもしれません。 また、架空の人物については作中の舞台が明らかなものについてはその作中の時代に準拠し、そうでないものは成立の時代に配しています。(例、12世紀~16世紀にかけて成立した6世紀のブリテン島が舞台の円卓・聖杯伝説関連人物は6世紀ヨーロッパに、9~14世紀にかけて成立した作中の時代背

    時代別Fate/Grand Orderサーヴァント一覧 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    Louis
    Louis 2019/02/07
    やはり書文先生が最も近年の人か。エミヤ×2はネタバレもあるけど彼らは「抑止力」という概念なので年表には入れづらいかも。あと英霊の抜けてる世紀が史料の少なさなどが要因でないところが興味深い。
  • 「お前らジャンヌ・ダルクと一緒にいてムラムラしないの?」と聞いてみた結果

    「尊い・・・」ってなる、という記録が実際残されている。 記録を残しているのはゴベール・ティボーという準騎士で1429年三月二十二日、神学者のピエール・ド・ヴェルサイユの共としてジャンヌ・ダルクと面会したことがある人物である。彼はのちに兵士たちに率直に尋ねてみたのだそうだ。「お前らジャンヌ・ラ・ピュセルと一緒にいてムラムラしないの?」と。そしてそのやり取りを以下の通り書き残した。 「軍隊においては、彼女はいつも兵士たちと行動を共にしていた。ジャンヌと親しかった者の多くから直接聞いたことだが、彼女に対して彼らが肉欲を感じることは金輪際なかったという。それはどういうことかというと、彼らが彼女に欲情を抱くことはままあったにせよ、どうしてもそれ以上の挙に出ることはできなかったので、彼らは彼女を欲望の対象にすることは不可能だと信じこむようになっていた。仲間同士で、肉欲を満たし、快楽を刺激するような話を

    「お前らジャンヌ・ダルクと一緒にいてムラムラしないの?」と聞いてみた結果
    Louis
    Louis 2018/07/05
    「ゴベール・ティボーという従騎士で1429年三月二十二日、貴族のピエール・ド・ヴェルサイユの共としてジャンヌ・ダルクと面会したことがある人物である。彼はのちに兵士たちに率直に尋ねてみたのだそうだ」
  • 「ブラック・ラグーン」のその後を妄想してみる

    広江礼威先生の「BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)」というマンガはとても好きな作品の一つで、長らく休載していてもう続きは読めないかなぁ、となんとなく諦め気味だったんだけど、最近連載再開したそうで、とても楽しみにしている。で、その休載の間、せめてもの手慰みに、その後について、作品の舞台が丁度九〇年代後半ということもあって二〇〇〇年代前半の国際情勢を絡めた妄想をしていた。以下、作品の概要とか登場人物の紹介とかは一切省くので、読んだことがある人向けです。 二〇〇一年九月十一日のニューヨーク同時多発テロ以降の戦乱はロアナプラにも大きな影響を与えるのだろう。特に米軍と再び戦うためだけに牙を研ぎ続けるバラライカ率いるヴィソトニキにとって、二〇〇一年一〇月に始まる米軍を中核とした多国籍軍(ISAF)によるアフガニスタン侵攻は、夢にまで見たであろう米軍との、因縁の地アフガニスタンでの戦いだ。迷

    Louis
    Louis 2016/11/07
    そうか舞台は90年代後半で9.11以前なのか
  • 「姑娘」水木しげる著

    水木しげるが後年、中国出兵していた人物から聞いた体験談を元に描いた短編作品。姑娘(クーニャン)とは、中国語で若い未婚女性、お嬢さんといった意味である。 第二次世界大戦中、中国侵略を進めていた日軍のある分隊は、小さな村へと侵攻、ある家に女性物の下着が干されているのを発見したことから、狂気にかられ始めていく・・・ 「姑娘を捕虜として部隊長の前へ出せば「殊勲甲」まちがいなしというところでしょう!」そう部下が進言し、分隊長も「どうやら敵もいないようだし・・・・・・こうなったら姑娘ひとりでもつれてかえらなきゃあ手ぶらでかえるわけにもいかんな!」その部隊の暗黙の了解として、中国人女性の略取が日常化していたかのように描かれている。 かくして分隊長以下若い女性「姑娘」探しに奔走。ついに、彼らは村長宅で息を潜めて隠れている村長の娘を見つけ出し、懇願する村長夫婦を一喝して、強引に彼女を連れ去っていくのだった

    「姑娘」水木しげる著
    Louis
    Louis 2015/12/01
    「何を赦していないのか?かつて、徴兵され必死の思いで戦い左腕を失って命からがら帰還した武良茂という男、つまり水木しげる自身をだ」
  • 日本で初めて反射望遠鏡を作った鉄砲鍛冶「国友一貫斎」

    第一章 江戸の貨幣経済と知識人の台頭、蘭学の登場十七世紀、戦国乱世の終結による政治的安定は人口増大と経済成長を促した。貨幣経済・商品経済の浸透は競争を喚起し、農民層の分解と格差の拡大、新たな都市富裕層の登場を促す。『俗姓筋目にもかまはず、只金銀が町人の氏系図になるぞかし。』(井原西鶴「日永代蔵」)と、旧来の身分制度に変わりカネが全ての世の中の到来だ。元禄時代の豪商河村瑞賢は「金銀が天下を馳駆する」と語った。それは同時に、自身の知恵と才覚によって成り上がる世の中でもある。伝統的な紐帯の弱体化は多くの人々を不安にする一方で、人々に独立の気風を与え、学ぶ意欲を大いに促す。 十八世紀に入ると、幕政の行き詰まり、貨幣経済のさらなる進展、飢饉や疫病などによる社会秩序の動揺はより加速、流動化する社会を背景として、新たに登場してきた知識人層はまず漢詩や狂歌などの文化芸術の世界に興味を持ちはじめて三々五々

  • 「エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇」

    HIVは無害でエイズの原因ではなく、治療に用いる抗レトロウィルス薬こそがエイズの原因で、政府、製薬会社、科学者がその有害な薬を売るためにエイズという伝染病を作りだした――そんな、科学的根拠が全くなく、完全に否定されているはずの説が世界中に広がりつつある。その、疑似科学と陰謀論とが融合した「HIV/エイズ否認主義」はなぜ広まっているのか、その発生要因と影響の分析、主要論者の紹介、そして彼らの説に対する科学の側からの反論をまとめた一冊である。 HIV/エイズ否認主義HIV/エイズ否認主義の主張の主な特徴は書によると以下の通りだ。(P17) ・自分たちだけが「HIVは無害なウィルスで病気の原因とはなりえず、抗HIV薬は毒物で、エイズを引きおこすDNAのターミネーターに他ならない」という真実を知っていると考えている。 ・「巨大製薬産業と医学界が国立衛生研究所と生物医科学全般を堕落させてきた。」と

    「エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇」
    Louis
    Louis 2014/04/13
    南アフリカでのエイズ蔓延も陰謀論によるものだったのか、2000年代になってもなお陰謀論で国が一つ滅びかねないのか
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