児童買春の罪で有罪判決を受け、また性的人身売買の疑いがかけられ、逮捕されて拘留されていた拘置所内で首を吊って自殺した大富豪のジェフリー・エプスタインから MIT メディアラボが多額の寄付を受けていた件については、所長の伊藤穣一が当初の説明と異なり、性犯罪者として有罪判決を受けていたエプスタインの立場を認識しながら寄付を受けとっていたことを暴かれ、辞職に追い込まれた。 伊藤穣一については、15年ほど前は彼の名前を検索するとワタシが彼をボロクソに書いた文章(あえてリンクはしません)が上位に出てくると呆れるように言われたものだが、『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』にも彼の名前は何度か登場するし、最近の仕事では、「アルゴリズムがつくる「公正さ」には、差別を助長する危険性が潜んでいる」などを高く評価していたので残念には思う。が、いたしかたないでしょう。 当初は伊藤穣