三菱電機の子会社が全国の公立図書館に納入している図書館システムで、トラブルが相次いでいることが28日、分かった。 図書館利用者100人以上の個人情報が流出したほか、蔵書を検索しただけで「サイバー攻撃」と誤解された男性が偽計業務妨害容疑で逮捕され、その後、システムに原因があったことも分かった。同社は近く調査結果を公表し、関係者に謝罪する。 問題となっているのは、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS、本社・東京)が開発したシステムで、全国の約70自治体に提供している。 このうち、個人情報が流出したのは愛知県岡崎市、東京都中野区、岐阜県飛騨市の公立図書館。最も多かった岡崎市の図書館の場合、2005年7月以降、計163人分の氏名や電話番号、本の貸し出し状況などが全国の37図書館のサイトに複写され、誰でも閲覧できる状態になっていた。 MDISによると、同社の担当者が3図書館に納入したシステ
JR東海が、2027年に東京(品川)―名古屋間の開業を目指しているリニア中央新幹線計画を前倒しし、神奈川県相模原市―山梨県甲府市周辺の区間で先行開業を検討していることが23日、明らかになった。 開業時期は20年前後を見込んでおり、先行開業で得られる運賃収入で建設費回収を早める狙いがある。 JR東海は、山梨県内の実験線を現行の18・4キロ・メートルから42・8キロ・メートルに延伸する工事を進めており、実験線を営業線に格上げして、先行開業を目指す。乗車時間は15分程度を見込んでいる。
JR北海道は、12月11日に日本最北の稚内駅を出発する5泊6日のツアー「チャレンジ3364km!クリスマス日本縦断!」を企画し、参加者の募集を始めた。 ツアーは、初日に函館で夜景を楽しみ、2日目には12月4日に開業する新青森駅から東北新幹線に乗車。東海道・山陽新幹線や九州新幹線などを乗り継いで鹿児島へ。指宿にある「砂蒸し風呂」で長旅の疲れを癒やした後、日本最南端の西大山駅に到達、鹿児島を観光して、航空機で道内に戻る内容だ。 稚内駅からの旅行代金は2人1室の場合で1人15万2000円、札幌駅から参加した場合は15万円。定員は40人。 申し込み、問い合わせはJR北海道旅行センター旭川支店(0166・22・8180)まで。
古くから使われている通り名の入った住居表示。こうした街角の看板も減ってきている(京都市下京区で)=川崎公太撮影 「上(あが)る」「下(さが)る」「東入(い)る」「西入る」と、通り名を起点に場所を示す京都市中心部の住居表示が、岐路に立たされている。京都独自の伝統的な表記だが、標準化の進むインターネットやカーナビゲーションの大半は通り名が不要なものとみなされ、入力しても地図検索ができない状態。ネット広告や名刺からも通り名を抜く表記が増え、平安時代以来続く地名表記に親しんできた市民には「通り名がないと、場所がどこかわからない」と戸惑いが広がる。 「京都の不思議」の著書がある作家黒田正子さんは最近、ネットで化粧品を買おうと、京都市内の自分の会社の所在地を入力すると、受け付けてもらえず驚いた。 京都市内は通り名だけでもほとんどの郵便物が届く特有の地域。黒田さんはいつものように「中京区高倉通夷川上る」
米子市をPRしている「ゆるキャラ」ヨネギーズ(ネギ太とネギ子)の新グッズとして、丸めると白ネギそっくりのハンドタオルが商品化された。市のホームページでネギ太がつぶやくツイッターが全国的な話題を呼び、「グッズがほしい」とのファンの声に応えた第2弾だ。 140字以内の「つぶやき」をネット上に投稿するツイッター。米子市職員がネギ太になりきって発信している「ネギ太のつぶやき」は、昨年9月にスタートし、「ねぎほー!」などの軽妙な語り口が人気で、定期閲覧者は3000人を超す。 グッズに関する問い合わせも相次ぎ、ツイッター仲間のデザイン事務所「d―magic」(米子市)が3月発売の缶バッジに次いでハンドタオルを考案した。 緑と白に染められたタオルは、白ネギ同様に包装してあり、1枚700円。同事務所でネット販売。米子市内の旅館や観光施設でも販売予定だ。事務所代表の吉田慎吾さん(40)は「将来は八百屋の店頭
JR東日本千葉支社は11日、京葉線の強風対策として、潮見(東京都江東区)―葛西臨海公園(同江戸川区)と、二俣新町(千葉県市川市)―南船橋(船橋市)間の2区間計約12キロについて、横風を防ぐ柵を設置すると発表した。 同支社は、2012年の完成後、強風による運行中止が半減すると見込んでいる。 同支社によると、沿岸部を走り、高架線路となっている京葉線は強風の影響を受けやすく、昨年度は、運行中止の基準となる秒速25メートル以上の強風が約70回観測され、運行中止は10回、延べ約40時間に上った。遅延などを含めれば延べ約42万人に影響が及んでおり、強風対策が急務となっていた。 これまで秒速25メートル以上の風が特に多く観測されている橋6か所に防風柵を設けていたが、新たに2区間に設置する。観測データに基づき、潮見―葛西臨海公園間には山側と海側の両方、二俣新町―南船橋間では海側に、高さ約2メートルの柵を設
140字以内の短い「つぶやき」をインターネットで世界中に送れる「ツイッター」。日本でも470万人以上が登録するなど利用者が急増中だ。 2日間に70件つぶやいた原口総務相など、ツイッターを駆使する政治家も登場しているが、一方で、ニセ者騒動も起きており、本人認証をどうするかが課題となっている。 昨年12月25日、ツイッター上に現れた「nihonwokaeyou(日本を変えよう)」という登録名(アカウント)の「つぶやき」が話題になった。鳩山首相の顔写真を使い、「鳩山です。twitterを始めました」「これから会見です」などと書き込み、最大で約1万人の閲覧者(フォロワー)を集めた。ところが、これがまったくのニセ者。内閣府は米ツイッター社と共同で日本語版を運営するデジタルガレージ社(東京)に要請し、登録を削除したが、2日間に計約30件の発言が繰り返された。 内容はたわいもないことばかりだったが、内閣
1通の辞職願で上小阿仁村が揺れている。村唯一の医療機関「上小阿仁村国保診療所」に勤務する有沢幸子医師(65)が「精神的に疲れた」と先月下旬、突然、退職表明し、61年ぶりの無医村になる可能性が出てきたのだ。関係者は必死の慰留を続けているが「辞職の意思は固い」という。休みは20日に1回という激務に耐え、地域医療を支えてきた有沢医師に何があったのか。(糸井裕哉) ■村の神様 「死に水を取ってもらえた」「こんなに話しやすい先生は初めて」。村を歩くと村民から、有沢医師への感謝の言葉が聞こえて来る。有沢医師は昨年1月の赴任以来、午前8時30分〜午後5時15分の定時診療のほか、早朝や夜間の往診も自発的に続けている。 脳梗塞(こうそく)で倒れた母(88)の看病を続ける小林ユミ子さん(66)の元にも、有沢医師は診療時間の合間を縫って連日訪問。今月8日の流動食開始日には3度往診し、「鼻から胃へ液体を落とすのよ
土佐・龍馬であい博に合わせて、高知空港からJR高知駅に向かう連絡バス、高知駅出発の路面電車で1日、タレントの武田鉄矢さんが観光PRする車内アナウンスの放送が始まった。 「高知は私が大好きな龍馬のふるさと」「であい博が開催中で龍馬があちこちに登場します」などと呼びかけている。龍馬博が終わる来年1月10日まで続けられる。
首都圏の鉄道の運休や遅れの本数が昨年度、4万600本に達し、その半数以上が自殺に起因することが、国土交通省の調査で明らかになった。 同省は21日、JR東日本や東京メトロなど首都圏の主要12社を集め、自殺防止に有効とされる「青色照明」の検証などを呼びかけた。 調査は、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で、列車の運休や30分以上の遅れにつながった輸送障害のデータを原因別にまとめた。 全国の輸送障害は2008年度、07年度から1000本ほど減ったものの、首都圏だけで見ると4400本も増加。首都圏での原因トップは「自殺」で、07年度から2900本増えて2万1100本に上った。自殺に次いで多かった「信号設備などの故障」によるものは7200本だった。 トラブルそのものの件数は、05年度をピークに徐々に減っており、08年度は前年度より20件少ない679件だった。ただ、自殺の場合、08年度は前年度より19
2011年3月に全線開通予定の九州新幹線鹿児島ルートで、熊本市富合町で行われていた「志々水(ししみず)架道橋」の工事が終了し、博多―鹿児島中央間(257キロ)で全線の構造物がつながった。 建設した鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、未開通の博多―新八代間(121キロ)は現在、レールの敷設工事が80%以上進んでおり、今年度中に完了する予定という。
日本航空の国内151路線のうち約9割が、今年4〜7月の平均搭乗率で採算割れの状態にあることが、6日わかった。 全体の3分の1を超える52路線が50%を割り込んでいる。経営基盤であるはずの国内線で深刻な赤字体質が明らかになり、日航が路線リストラの上積みを迫られるのは必至だ。空港整備のための特別会計の見直し論議にも拍車がかかりそうだ。 50%割れした52路線のうち、伊丹―旭川、伊丹―松本、札幌―秋田など7路線は40%を下回った。 一方、採算ラインとされる70%に達したのは羽田―宮古、羽田―石垣、伊丹―那覇など観光路線を中心に11路線だけだ。60%台は22路線、50%台が66路線あった。この結果、4〜7月の搭乗率は56・0%で前年同期を5・3ポイント下回った。 日航は2011年度までに国内29路線を廃止する計画だったが、従来計画のままでは不採算路線が温存される懸念が強く、前原国土交通相直轄の「J
セブン―イレブン・ジャパンと京浜急行電鉄は30日、業務提携を結び、京急の駅構内の全売店(約80店舗)を2011年2月末までにセブン―イレブンに転換すると発表した。 すでにローソンとファミリーマートも私鉄と提携しており、最大手セブンの進出でコンビニエンスストアと私鉄の協業が加速しそうだ。 転換するのは京急グループが駅構内で運営している売店「京急ステーションストア」。11月13日の品川駅(東京)と横浜駅の2店舗を手始めに順次、衣替えする。従来は売り場面積10平方メートル未満の店舗が多かったが、転換後は平均約16・5平方メートル、最大約100平方メートルに大型化する。セブンがグループで運営する電子マネーnanaco(ナナコ)に加え、首都圏の鉄道・バスで利用できるPASMO(パスモ)も使えるようになる。 京急の駅売店の売上高は45億円(2008年度)。セブンへの転換で「最初の1年で7割増を目指す」
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