東京都内を走る「山手線」の命名から100周年を記念し、旧国電で1960年代前半まで使われていた茶色の車体を再現した記念列車が7日、同線で運行を始めた。 JR東日本によると、「山手線」という名前は1909年10月、当時の鉄道院により命名された。当時は、品川―赤羽駅間の品川線など3路線が東京の山手側だけを走っていたため、3路線をまとめて「山手線」と呼んだが、1925年に環状線となった後も名前は変更されなかった。 東京駅のホームでは、7日午前10時5分頃、車体が茶色に塗装された列車が入ってくると、珍しさから足を止める通勤客の姿も。川崎市の男性会社員(54)は「見たときはびっくりしたけれど、旧国電のカラーだと思い出した。懐かしくていいですね」と話していた。記念列車は11両1編成で、12月4日まで運行され、多いときで山手線を1日に約20周する。
新設された横須賀線武蔵小杉駅ホームと線路(右手前)。左は、現在の線路を走る横須賀線下り電車(8月28日午前、川崎市中原区で) 2010年3月の開業を目指し、川崎市中原区で建設が進む横須賀線武蔵小杉駅は、線路の中央に白く真新しい屋根を持つ新ホームが姿を現した。JR東日本は5日午後7時頃から6日午前10時半頃まで約15時間半と、12〜13日の同時刻の計2回、同線品川―横浜駅間で全電車を運休させ、線路の移設や高架橋の架け替えなど大規模工事を実施。県内を中心に乗客計約20万人に影響する見込みだが、同社は「ご迷惑をおかけしますが、新駅工事のヤマ場なのでご理解を」と呼び掛けている。 新駅は現在、線路わきに、下りホームの一部が完成。改札は、横浜側に1か所設置され、駅前広場に市営バスやタクシーが乗り入れる。また、従来のJR南武線武蔵小杉駅ホームと、「動く歩道」を取り付けた約250メートルの連絡通路で結ばれ
自民・伊吹文明元幹事長は27日、京都市内での街頭演説で「政権交代という言葉を掲げ、民主党のユニホームさえ着ていれば、どんなへぼなピッチャーでも、オールスターに選ばれる。その多くの原因を、自民党が作ったことは反省しないといけない」と述べた。
地下鉄と私鉄、JRの相互乗り入れが広がる首都圏の鉄道で、頻発している列車の遅れを最小限に食い止めるため、鉄道各社や国土交通省が本格的な対策に取り組む。 途中駅で折り返し運転するための引き込み線の整備や、鉄道会社間の情報共有や乗客への情報提供の改善を図るソフト面の対策が柱となる。国交省は、2010年度予算の概算要求に、調査費や駅の改良費補助を計上し、鉄道会社の投資を促す考えだ。 東京近郊の相互乗り入れ路線の総延長は、1990年の535キロから08年には1・7倍の922キロに拡大した。一方で、関東地方の鉄道の30分以上の遅延・運休件数も、96年度の751件から07年度は928件に増えた。相互乗り入れで、乗り換えの煩わしさが減る半面、長い路線の一部で列車が止まると、遠く離れた別の列車まで玉突き的に遅れる「アキレスけん」も抱えることになった。 例えば、東京メトロを経由し、埼玉県久喜市―神奈川県大和
サントリーホールディングスは21日、大阪市港区の複合文化施設「サントリーミュージアム天保山」を2010年12月末に休館すると発表した。 年間数億円の赤字となるなど採算が悪化しているためで、跡地活用については、土地を保有する大阪市と協議していくとしている。 サントリーミュージアムは1994年に11月に設立された。建築家の安藤忠雄氏が設計し、美術館や巨大スクリーンの「アイマックスシアター」などを備える。ピーク時の95年には101万人の入場者数があったが、08年は65万人に減少している。 大阪市内で記者会見した品治利典執行役員は「集客や収支が当初計画から大いに乖離(かいり)した。経営環境が激動する中、社会貢献活動とコスト負担のバランスを考え、休館を決めた」と説明した。 サントリーはキリンホールディングスと経営統合に向けた交渉中だが、品川執行役員は「文化活動の見直しは(交渉が始まる前の)07年春か
大学や民間企業が開発した6基の小型衛星が今年1月、H2Aロケットで打ち上げられてから半年が過ぎた。 宇宙航空研究開発機構が公募し、大型衛星に相乗りさせた初の試みだったが、交信が途絶するなど4基が厳しい試練に見舞われた。それでも「教訓を生かして次こそは」と開発熱は高まる一方だ。 東大阪宇宙開発協同組合の「まいど1号」と東京大の「ひとみ」は、すべての実験を成功させた。まいど1号は宇宙機構の全面的な支援を受け、ひとみも東大3基目の小型衛星で、豊富な経験が成功につながった。 一方、香川大の「KUKAI」は、親機と子機が5メートル伸ばせるひもでつながった親子衛星で、分離・合体の実験を行う予定だったが、ひもが数センチ〜数十センチしか伸びず、巻き取り機能の不具合で合体もできなかった。 都立産業技術高専の「輝汐(きせき)」は打ち上げ3日後に交信が途絶え、コントロール不能に。検証の結果、コンピューターの誤動
郵便料金割引制度を巡る偽証明書発行事件で、虚偽有印公文書作成罪などで起訴された厚生労働省の前局長、村木厚子被告(53)について、約10年前から親交があるという堂本暁子・前千葉県知事や住田裕子弁護士らが9日、同省内で記者会見し、早期保釈などを求める声明を発表した。 会見の席上、堂本氏は「逮捕直前、『身に覚えがなく、本当に困っている』と話していたので、その言葉を固く信じている」と訴え、住田氏も「接見した際、『真実は必ず明らかになる』と励ますと涙を見せた。その瞬間、『無実』と確信した」と強調した。 今後、全国規模で「支援の会」を設立し、保釈金の募金などを始める予定で、すでに400人以上から支援のメッセージが寄せられているという。
党・国会改革では、4年後までに国会議員定数を1割削減し、さらに10年後までに一院制とした上で3割削減を目指すと打ち出した。 焦点の「世襲」候補の立候補制限については、次々回衆院選から「同一選挙区で3親等以内の親族の立候補禁止」を盛り込む方向だ。 地域活性化の目玉として、地方自治体から廃止要望の強い国直轄事業負担金の見直しも盛り込んだ。 社会保障、教育分野では、救急医療や地域医療の体制強化のための診療報酬引き上げが明記される見通し。 3年後をめどとした幼児教育無償化も掲げている。 党公約作成委員長の細田幹事長、作成プロジェクトチーム座長の菅義偉選挙対策副委員長らが6日、党本部で麻生首相(党総裁)に報告、基本的に了承を得た。 政権公約は党内手続きを経た上で、衆院解散後に公表する予定だ。 ただ、これらの項目には政府内も含めて賛否両論があり、調整が難航する可能性がある。特に一院制に対しては、参院側
路地を陸送される九州新幹線「つばめ」の新型車両(24日午前4時20分、鹿児島県薩摩川内市隈之城町で)=足立浩史撮影 2011年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に向け、「つばめ」の新型車両3両が24日未明、鹿児島県薩摩川内市の川内車両基地に搬送された。 両側に住宅地が並ぶ細い県道が最大の難所で、県によると、道幅が最も狭い所は約3.7メートル。車両の幅は3.38メートルとスレスレで、人が歩くほどの速度で慎重に進んだ。 全線開通時には6両編成のつばめが博多―鹿児島中央駅間を最速約1時間20分で結ぶ。
JR紀勢線の全線開通50周年(7月15日)の記念列車の乗車券が、15日の発売と同時に完売となり、那智勝浦町の民宿経営、小阪三喜子さん(58)らが、車両の増結を求める要望書をJR西日本などに提出した。予想を上回る人気ぶりに、同社和歌山支社は「いろいろ難しい問題があり、キャンセル待ちをしてもらうしかない」と戸惑っている。 紀勢線は、明治、大正、昭和にわたって延伸を続け、1959年7月15日に三重県の熊野市―尾鷲市間が結ばれ、和歌山市駅から三重県亀山駅までの全線384・2キロが全通した。記念列車は、JR東海、西日本の両社が運行。紀伊勝浦―名古屋間を結ぶJR東海の特急「ワイドビュー南紀」と同じ「キハ85系」の車両4両が使われる。 午前7時11分に亀山駅を出発し、午後2時22分に白浜に到着する。乗客には記念携帯ストラップをプレゼント。車内では、作家佐藤春夫の「鉄の熊野路を行く」が朗読され、各停車駅で
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