ブックマーク / www.itmedia.co.jp (60)

  • KADOKAWA、クリエイターの個人情報漏えいを確認 取引先との契約書なども

    KADOKAWAは6月28日、8日に受けたサイバー攻撃を巡り、情報の漏えいを確認したと発表した。 楽曲収益化サービスを利用している一部クリエイターの個人情報、一部の元従業員が運営する会社の情報、取引先との契約書・見積書、契約社員や派遣社員、アルバイト、一部の退職者を含むドワンゴ全従業員の個人情報、ドワンゴ関係会社に勤める一部従業員の個人情報、社内向け文書が漏えいしたという。なお、クレジットカード情報については、KADOKAWAやドワンゴで保有していないため漏えいしていないとしている。 情報が漏えいしたクリエイターや関係者には個別に通知する。同社は漏えいした個人情報を悪用したフィッシングメールなどが送信される可能性もあるとして、注意を呼び掛けている。 KADOKAWAは漏えいを確認した経路について「サイバー攻撃を行ったとする組織が、当社グループが保有する情報を流出させたと主張している。当社グ

    KADOKAWA、クリエイターの個人情報漏えいを確認 取引先との契約書なども
  • 生成AIでメモアプリが進化? 自分だけのチャットAIが作れる、Google「NotebookLM」を試してみた

    Google2023年夏、自分で入力したソースだけで使える生成AIサービス「NotebookLM」を発表したが、24年6月6日、日を含む200以上の国や地域への提供を開始した。執筆時点(7日)で、すでに日語で使えるようになっている。 リリース情報によれば、NotebookLM開発の目的は「複雑な資料を理解して精査し、情報から新しい類似性を見つけ、下書きなどを素早く作成するのに役立つツールの開発」であるという。「研究論文や取材記録、仕事でのドキュメントなどの参照文献(ソース)をアップロードすると、NotebookLMがそれらの重要な資料を理解し、必要なサポートを提供」する。 ベースとなるAIは最新のGemini 1.5 Proで、現在は試験的に無料で利用できる。今回の公開にあたり、Googleドキュメント、PDF、テキストファイルの他、GoogleスライドとURLがソースとして参照で

    生成AIでメモアプリが進化? 自分だけのチャットAIが作れる、Google「NotebookLM」を試してみた
  • “大は小を兼ねない”生成AI 注目集める「小規模言語モデル」(SLM) そのメリットとは?

    先日行われた、米Microsoftの開発者向けイベント「Microsoft Build 2024」。AI技術を中心にさまざまな発表があったが、目玉の一つだったのが、SLM(Small Language Model)関連の新製品だ。ITmediaでも紹介記事が公開されているので、具体的な情報は以下を参照してほしい。この記事では、そもそもSLMとは何か、何が期待されているのかを整理してみよう。 (関連記事:MicrosoftWindowsローカルで実行可能なSLM「Phi Silica」を全「Copilot+ PC」に搭載へ) (関連記事:Microsoft、マルチモーダルなSLM「Phi-3-vision」をプレビュー) “大は小を兼ねない”「小規模言語モデル」(SLM)とは? SLMは日語で「小規模言語モデル」と訳されている。名前から分かるように、ChatGPTを始めとした生成AI

    “大は小を兼ねない”生成AI 注目集める「小規模言語モデル」(SLM) そのメリットとは?
  • GW、暇なら読んどく? 企業が無料公開した研修資料まとめ 「AI活用」「グラブル裏側」「うんこのリスク」など

    2024年のゴールデンウイークがやってきた。暦の上では、3連休、平日3日、4連休と続いており、最大で10連休を取得し、休みを満喫している人も多いと思う。その中には、外出はせずに自宅でゆっくり過ごすという人もいるかと思うが、そんな人たちにおすすしたい、無料で読める研修資料を紹介したい。 昨今さまざまな企業で、自社の研修で使った資料を社外に公開するケースが相次いでいる。「事業や教育に役立ててほしい」という思いから公開されるそれらの資料たちは、新入社員向けの仕事の心構えを説くものや、各業務の基礎を解説した教材、今話題の生成AIの活用方法など多種多様である。 今回は、過去にITmedia NEWSやITmedia AI+で取り上げた記事の中から数点を紹介する。ゴールデンウイーク中に読むもよし、連休明けの仕事始めのモチベーションを上げるために読むもよし、“あとで読む”用にブックマークしてもよし。それ

    GW、暇なら読んどく? 企業が無料公開した研修資料まとめ 「AI活用」「グラブル裏側」「うんこのリスク」など
  • GPT-4に日本語特化モデル OpenAI Japan始動会見で発表

    OpenAIは4月15日、大規模言語モデル「GPT-4」について、日語に最適化したカスタムモデルを発表した。日語のテキストを記述する能力が向上しており、「GPT-4 Turbo」より最大3倍高速とうたっている。今後数カ月以内にAPIをリリースするという。 関連記事 OpenAI、“怠けにくい”「GPT-4 Turbo」プレビューリリースや値下げを発表 OpenAIは、11月に発表した「GPT-4 Turbo」のプレビュー版をリリースすると発表した。「GPT-4」が怠け者になってきたという苦情を受け、怠けにくくしたという。公式版は数カ月中にリリースする計画だ。 マイクロソフト提供の“社内GPT基盤”もGPT-4 Turboなどに対応 米Microsoftが、大規模言語モデル「GPT-4」などのAPIをクラウドサービス「Microsoft Azure」経由で使える「Azure OpenA

    GPT-4に日本語特化モデル OpenAI Japan始動会見で発表
  • 生成AI開発に革新か “自律進化”で目的のAIを自動生成 超低コスト&短期間で高性能モデルも開発済 トップ研究者集団「Sakana AI」

    生成AIのトップ研究者らが東京で創業したAIベンチャー「Sakana AI」が、生成AI開発の新たな手法を開発したと3月21日に発表した。従来は人間が手動で設計し、多くの計算資源を使っていたが、同社の手法では設計を機械が自動で行い、“ほぼ無視できるレベル”の計算資源で開発が可能になるという。この手法で開発した日語基盤モデルをGitHubで公開した。 同社が提案したのは「進化的モデルマージ」という手法。公開されているさまざまな基盤モデル(生成AIを含む、大規模なデータセットによる事前学習で各種タスクに対応できるモデルのこと)を組み合わせて新たなモデルを作る「マージ」に、進化的アルゴリズムを適用したものだ。 マージ自体は現在の基盤モデル開発で使われている手法で、モデルの“神経回路”(アーキテクチャ)の中に別のモデルの神経回路の一部を組み入れたり、入れ替えたり、神経同士のつながりやすさ(重み)

    生成AI開発に革新か “自律進化”で目的のAIを自動生成 超低コスト&短期間で高性能モデルも開発済 トップ研究者集団「Sakana AI」
  • ドンキ、ほとんど「革靴」なスニーカーが大ヒット 軽くて疲れにくいビジネスシューズが誕生した背景

    ラクすぎビジネスシューズは「革のように見えるけど、圧倒的に軽くて疲れにくい、まるでスニーカーのような履き心地」を目指して開発された商品だ。デザインは全3種類あり、サイズはそれぞれS(25.5センチ)、M(26.5センチ)、L(27.5センチ)を用意した。 軽量かつ伸縮性の高い合成皮革をアッパー(の底を除いた上の部分)に使用。底は軽くて弾力のあるEVA素材としている。EVA素材は樹脂素材の一種で、サンダルや長などによく使われている。こうした工夫で、一般的なビジネスシューズより軽い261グラムを実現した(Mサイズ、片足の重量)。月足氏は「一般的なビジネスシューズは400~500グラム、一般的なスニーカーは300~350グラムです。履いた瞬間に『軽い』と感じてもらえるように、スニーカーより軽くしました」と説明する。

    ドンキ、ほとんど「革靴」なスニーカーが大ヒット 軽くて疲れにくいビジネスシューズが誕生した背景
  • Evernoteからの乗り換えでオススメのメモアプリ5選 無料で使うならどれがいい?

    人気のメモアプリEvernote2023年12月4日、無料アカウントのサービス内容を大幅に改訂しました。従来、無料アカウントでも最大10万ノート、250のノートブックを利用できましたが、12月4日以降は50ノート/1ノートブックへと削減されます。 Evernote側は、ほとんどの無料ユーザーはこのしきい値を下回っていると説明していますが、アップロード容量などに制限はあるものの、無料でもほぼ無制限と呼べるほどに使えていただけに、今回の変更により他のサービスへの乗り換えを検討しているユーザーも多いようです。 そこで今回は、Evernoteの移行先として有力なサービスをいくつか紹介したいと思います。いずれのサービスも無料プランが用意されているので、まずは自分の使い方に合っているかどうかを確認してみることをお勧めします。 Notion:多機能すぎる万能ツール メモと呼ぶには、あまりにも多機能すぎ

    Evernoteからの乗り換えでオススメのメモアプリ5選 無料で使うならどれがいい?
  • 高校入試の出願システム、Gmailにメール届かず……神奈川県、受験生に「@gmail.com以外のアドレス使って」

    神奈川県教育委員会が2024年1月4日にリリースした、公立高校入試のインターネット出願システムで、「@gmail.com」ドメインのアドレスにシステムからのメールが届かず、受験生が出願用アカウントを作成できない問題が起きている。 15日夜時点でも解消しておらず、県教委は受験生に対して、「@gmail.com以外のメールアドレスで登録してほしい」と呼び掛けている。 このシステムは、公立高校の2月入試に出願する受験生などが利用する。中学校で受け取った書類に書かれたURLから出願サイトにアクセスし、メールアドレスなどを登録して「志願者アカウント」を作成すると、出願サイトへのログインに必要な「登録番号」がメールで届く、という流れだ。 だが、登録したメールアドレスが「@gmail.com」の場合、登録番号入りのメールが届かない不具合が起きているという。 新システムによる出願は1月4日に受付スタート。

    高校入試の出願システム、Gmailにメール届かず……神奈川県、受験生に「@gmail.com以外のアドレス使って」
  • うっかりだまされてしまう8つの質問

    ソーシャルエンジニアリングが使われた事例を分析すると、幾つかのパターンが存在していることが分かる。プロの詐欺師は、状況に応じて複数のパターンを組み合わせている。情報を盗まれないためには、個別の攻撃パターンを理解することが役に立つ。 これは、フィッシング詐欺で使われる最も簡単なメールの一文だ。この文を読んで「こんな言葉にだまされない」と思ったのではないだろうか。だが、この一文にはソーシャルエンジニアリングで使われるパターンを見つけることができる。ここには、金融機関からの電子メールを思わせる「ネームドロップ」、期間を限定する「ハリーアップ」といった手法が使われている。プロの詐欺師はこのようなパターンを複数組み合わることで、相手の信頼を獲得し、必要な情報を引き出すのである。 それではソーシャルエンジニアリングで用いられる攻撃パターンを分類し、特徴を説明しよう。 きっかけを探し出す「トラッシング(

    うっかりだまされてしまう8つの質問
  • 人だと正解率92%なのに、GPT-4だと15%になる新型テスト集「GAIA」 米Metaなどが開発

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 米Metaや米HuggingFaceなどに所属する研究者らが発表した論文「GAIA: a benchmark for General AI Assistants」は、難しいタスクではなく、人間にとって簡単なタスクを達成する大規模言語モデル(LLM)を評価するためのベンチマークを提案している。この研究は、人間が日常で当たり前に実行してほしいタスクを正確にこなすLLM構築を目指すためのテスト集である。 現在のベンチマークは、人間にとってより困難なタスクを求めており、LLMには数学や法律などの複雑なタスクや、一貫性のあるを書くなどの複雑な課題が

    人だと正解率92%なのに、GPT-4だと15%になる新型テスト集「GAIA」 米Metaなどが開発
  • 2023年版「データサイエンティストスキルチェックリスト」が無料公開 生成AIの利活用スキルなどを追加

    データサイエンティスト協会は10月30日、「データサイエンティストスキルチェックリスト」の第5版を公開した。データサイエンティストに必要とされるスキルをまとめたもので、新たに生成AIに関する項目を加えた。同協会のWebサイトで無料でダウンロードできる。 2021年に公開した第4版から内容を改修したもので、生成AIの台頭を受けて「AI利活用スキル」を新たに追加した。同協会は「生成AIは利用・開発・企画といった活用するためのスキルが当然必要となる一方で、その技術的背景を理解しつつ、生じる課題に対応するスキルが求められる」と説明。利活用スキルと背景理解・対応スキルの2種類に分けた全69項目を定義した。 例えば、利活用スキルの初歩には「LLM(大規模言語モデル)を利用して、データ分析やサービス、システム開発のためのコードを作成、修正、改良できる」などの項目、背景理解・対応スキルの初歩には「さまざま

    2023年版「データサイエンティストスキルチェックリスト」が無料公開 生成AIの利活用スキルなどを追加
  • NII、130億パラメータのLLM構築 コーパスなども全公開 「今後の研究に資するため」

    国立情報学研究所(NII)は10月20日、パラメータ数130億の大規模言語モデル(LLM)「LLM-jp-13B」を公開した。初期段階のモデルだが、アカデミアや産業界の研究開発に資するため、コーパスやツールなどを含めてすべてオープンにする。 公開したLLMの学習データ量は合計約3000億トークン。うち日語は約1450億トークン(mC4/Wikipedia)、英語は約1450億トークン(The Pile/Wikipedia)、プログラムコード約100億トークン。 計算資源としては、大学や研究機関が共同運営する仮想化環境・データ活用社会創成プラットフォーム「mdx」を12ノード活用。モデル構築にはMicrosoftのDeepSpeedを、モデル構築時の監視やログの保存には、モデル開発プラットフォームのWeights&Biasesを利用した。 NIIが主宰するLLM勉強会(LLM-jp)で7月

    NII、130億パラメータのLLM構築 コーパスなども全公開 「今後の研究に資するため」
  • 「AWS基礎100本ノック」日本公式が公開 クラウドの基礎や最新動向の調べ方、動画で解説

    AWSジャパンは8月28日までに、日オリジナルの学習コンテンツ「AWS基礎100ノック」を、オンライン学習サービス「Skill Builder」で公開した。非IT領域の担当者や学生向けの映像コンテンツで、Amazonのアカウントがあれば無料で視聴できる。 講義は全10パート(計2時間40分ほど)で、AWSを中心にクラウドサービスに関する基礎用語を解説。その上で、AWSに関する最新動向の調べ方も紹介する。例えば「リージョン」や「アベイラビリティゾーン」といったクラウド用語に加え、AWSの活用事例がどこで見られるかなどを説明している。 Skill Builderは無料プランで600以上の学習コンテンツなどを利用できる学習サービス。有料サブスクリプション(月額29ドル)では無料版の内容に加え、AWSの資格試験の模擬試験などが受けられる。 関連記事 ITに自信がなくてもOK AWSの基礎がわか

    「AWS基礎100本ノック」日本公式が公開 クラウドの基礎や最新動向の調べ方、動画で解説
  • 新人の作ったWebアプリが穴だらけ!? ログイン画面に潜むセキュリティの”あるある”ワナ

    ネット上で商売するのが当たり前な時代。自社でWebサイトやWebアプリを抱える企業も相当な数になっている。そこでインシデントが発生すれば信用、ブランド、収益……失うものは計り知れない。 連載では情報セキュリティの専門家・徳丸浩さんが制作した脆弱性診断実習用のWebアプリ「BadTodo」を題材に、ストーリー形式でWebアプリ制作に潜む“ワナ”について学んでいく。 登場人物は全て架空の存在だが、ワナは全て現実にあり得るもの。せりふは徳丸さんの監修の下制作した。 特集:Webコンテンツの守り方 情報漏えい対策術 経営や企業イメージに大きな打撃を与える情報漏えい。近年ではWebサイトの改ざんやデータベースを狙った攻撃により情報を盗み出す事案が話題になっている。特集では情報漏えいを引き起こすサイバー攻撃と、WAFによる対策について解説する。 カクーノ株式会社:Webアプリ開発を手掛ける企業。

    新人の作ったWebアプリが穴だらけ!? ログイン画面に潜むセキュリティの”あるある”ワナ
  • なぜ? 日本のキャッシュレス決済手数料が高い理由

    先日、もんじゃ焼きで有名な東京のある商店街を訪れたとき、お店の総合案内所でクレジットカードが支払いに使えるかを聞いたところ「こちらの地図にある店ではすべて使えますが、できれば現金払いでお願いします」といわれるという、少しショックな出来事があった。 店側の気持ちは分からないでもないが、「当は受けたくないけど、しょうがないので……」という気持ちが透けて見えて正直微妙な気持ちだ。 少し前にPayPayの取り扱いを止めた加盟店が「『汗をかかずに儲かるシステム』への小さな抵抗」という掲示を出したことが話題となったが、売上の2%(正確には1.98%)を手数料として徴収されることに抵抗があるというのには理解できる部分があるが、それまでさんざんシステムを利用していてその利用料を支払うことが許せないというのはサービスへのタダ乗りでしかない。あくまでビジネスなので、使いたければその対価を払うというギブ・アン

    なぜ? 日本のキャッシュレス決済手数料が高い理由
  • GPT-4の精度は悪化している? 3月に解けた数学の問題解けず GPT-3.5にも敗北──米国チームが検証

    「GPT-4の精度は時間とともに変わっている」──そんな研究成果を米スタンフォード大学と米カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが発表した。3月と6月時点のGPT-4の精度を比較したところ、一部タスクでは精度が大きく悪化していたという。ただし、この論文は査読前のもので第三者によるレビューは受けていない。 GPT-4は、米OpenAIが提供する大規模言語モデル(LLM)。3月の発表後、チャットAIChatGPT」にも搭載され、性能の高さが大きな話題を集めた。LLMは、データのフィードバックや設計変更などをすると性能が変化する。しかし、OpenAIはLLMの更新について発表しておらず、公開以後の性能変化も明らかにしていない。そこで研究チームは、3月と6月時点でのGPT-4、前モデルであるGPT-3.5に精度の違いがあるのか検証した。 実験ではChatGPTに対して「数学の問題の回答」「機

    GPT-4の精度は悪化している? 3月に解けた数学の問題解けず GPT-3.5にも敗北──米国チームが検証
  • 文化庁の「AIと著作権」の解釈が話題に AIに詳しい弁護士「かなり踏み込んだ内容」

    内閣府が公開している資料「AIと著作権の関係等について」がTwitterで話題になっている。文化庁が制作した資料で、5月15日に開催した内閣府のAI戦略チームの会議で使用されたもので、AIと著作権に関する現行法での見解などをまとめている。6月3日頃からTwitter上で話題になっており、AIに詳しい弁護士も「かなり踏み込んだ内容」と見解を述べている。 同資料では、著作権の役割は「『思想又は感情を創作的に表現した』著作物を保護するもの」と指摘。データ(事実)やアイデア(作風や画風)は著作物に含まれないという。 この上で、AIと著作権の関係は「生成・利用段階」と「AI開発・学習段階」を分けて考えるべきと説明している。AIが生成した画像などを公開したり、そのイラスト集を販売したりする場合は、通常の著作権侵害と同様の法が適当される。AI画像と既存の著作物との類似性や依拠性(既存の著作物を基に創作し

    文化庁の「AIと著作権」の解釈が話題に AIに詳しい弁護士「かなり踏み込んだ内容」
  • 東大の「教員向けChatGPT講座」無料公開 「多くの教員が困るだろう」から

    ChatGPTの基からその構造、教育利用を検討する際の注意点、具体的な活用法などを解説した講座。 「教育機関などの勉強会、研修などでご活用ください」と呼び掛けており、利用の際に事前の連絡は不要という。 関連記事 「東大生や教員は、生成系AIにどう対応すべきか」東大副学長が声明 「組換えDNA技術に匹敵する変革」 「東京大学の学生や教職員が生成系AIに対してどのように向き合うべきか」――東京大学副学長の太田邦史教授が声明。 「GPT-4」搭載ChatGPT東大入試数学を解かせてみた GPT-3.5との回答の違い、点数は? AIチャットbot「ChatGPT」「新しいBing」に、人間には答えにくい質問や、答えのない問い、ひっかけ問題を尋ねてみたらどんな反応を見せるのか。それぞれの反応からAIの可能性、テクノロジーの奥深さ、AIが人間に与える“示唆”を感じ取ってほしい。 東大松尾教授が答え

    東大の「教員向けChatGPT講座」無料公開 「多くの教員が困るだろう」から
  • 百花繚乱の大規模言語モデル その現状まとめ【2023年4月末版】

    昨年末から急激に話題を呼んだChatGPT、その内部的なバージョンアップであるGPT-3.5とGPT-4はいずれもMicrosoftから強力な支援を受けた米OpenAIという企業が独占的に提供する大規模言語モデル(LLM)だ。 それに呼応するかのように、Meta社からはLLaMA(ラマ)がリリースされ、LLaMAをChatGPTとの1万3千回の会話データで微調整したAlpaca(アルパカ)、AlpacaをShareGPT(GPTとの会話を有志がオープンにしたもの)のデータで微調整したVicuna(ビクーニャ)といった派生モデルが次々と登場した。 しかし、LLaMAはMeta社の意向により「アカデミック用途限定」という縛りがある。またGPTの出力にはOpenAIの利用規定で「GPTの出力結果を元にGPTに対抗できる強力なAIを作ってはいけない」という制約があるため、AlpacaもVicuna

    百花繚乱の大規模言語モデル その現状まとめ【2023年4月末版】