衆院選の選挙戦は、今日(29日)午後8時で終了する。かつて、2001年の参院選の選挙戦終了時、当時岡山に住んでいた私は、たまたま山陽本線のとある駅前を通りがかり、選挙運動を終えた瞬間、民主党陣営の人たちがみな、やるだけのことはやったという達成感や満足感と虚脱感の入り混じった表情を見せたことを印象深く思い出す。しかし翌日の開票速報で、全国で最も早く伝えられたのは、対立候補だった自民党・片山虎之助の当確だった。その片山は、6年後にまさかの「姫の虎退治」によって討ち取られてしまう。片山を討ち取った姫井由美子は、さらにその1年後に「改革クラブ」に参加しようとして果たせなかった。今頃は、あの時改革クラブに行かなくて良かったと思っているだろう。 今回も、どんなに劣勢に追い込まれている陣営も、8年前の参院選における岡山の民主党陣営のように、最初から全く勝ち目のない戦いを展開している陣営も、戦っている人た