デジタル教科書、広がる学び 新潟でシンポ・教育関係者ら、実践例を紹介 教育現場に広がりつつある電子教材「デジタル教科書」の課題や今後の活用方法について考えるシンポジウムが10日、新潟市中央区の新潟大駅南キャンパスで開かれた。本県の教育関係者ら8人が学校での実践例などを紹介。タブレット型端末の翻訳、音声認識の機能を活用することにより「言語の壁を越え、学習の幅が広がる」と効果に期待する意見が出た。 デジタル機器を使った学校教育を研究する全国組織「日本デジタル教科書学会」の新潟支部が主催。同学会は本県の教員らが発起人となり、昨年5月に設立された。 シンポジウムには、県内外から教育関係者約90人が参加。パネリストからは、新潟大が県内の歴史や文化を伝える映像資料をデジタル化して保存する「地域映像アーカイブプロジェクト」を進めており、学校教育での活用を検討しているとの説明があった。 県内の小学校教諭は