一瞬、何かの間違いではないかと思った。著者が『新ネットワーク思考』でネットワーク社会の新たな扉を開いたバラバシであるならば、情報科学がテーマとなっていることだろう。そして翻訳者が青木 薫ならば、そこに数学や物理などの自然科学が絡んでいるはずだ。しかし本書の中身は、大半が中世十字軍の話で占められているのである。 もう少し中を見ていくと、さらに奇妙なことに気がつく。中世十字軍の話は偶数章のみで、奇数章では現代のネットワーク関連の話が多岐に渡って紹介されている。それも、FBIにマークされて自分の位置情報をアップし続けた男の話、ドル紙幣の追跡サイトWheresGeorge.comの話、ハンガリーのポータルサイトにおけるサイト訪問者の法則など、一風変わったものばかりだ。 この本は、一体どうなっているのか?そんな不安が期待へと変わるのは、第7章の最後のあたり。 第1章から本章までのあいだにしてきた話は
7業界の人気企業の分析をとおして「自己PR」と「志望動機」を強化し、確実に「内定キャラ」が身につく会社研究の方法を公開。 面接官の不満No.1は「うちの会社のこと、知らない(調べてない)んだよね」。人気企業から内定をもらえる学生は、受験する企業のことを調べ、その企業にふさわしい自己PRと志望動機を作り上げています。大部分の学生は、自己分析は一生懸命やっても会社研究はおろそかだから、この部分で差がつくのです。 本書では、1.電機業界(パナソニック vs ソニー)、2.鉄道業界(JR東日本 vs JR東海)、3.ゲーム・玩具業界(バンダイナムコ vs スクウェア・エニックス)、4.情報サービス業界(リクルート vs ベネッセ)、5.印刷業界(大日本印刷 vs 凸版印刷)、6.食品業界(キユーピー vs カゴメ)、7.機械業界(コマツ vs クボタ)の人気企業の分析をとおして、ライバルに差をつけ
2009年07月26日18:00 カテゴリ書評/画評/品評Open Source 関係者必読! - 書評 - オープンソースの育て方 こちらもまたオライリー矢野様より定期便にて献本御礼。 オープンソースの育て方 Karl Fogel / 高木正弘/ 高岡芳成訳 [原著:Producing Open Source Software] 素晴らしい。脱帽。 理論に関しても、実践に関しても、オープンソースに関してこれ以上書かれているものは現時点で存在しない。オープンソースという言葉から利益を得ている人は必読。 本書を買わなくてもいいから。 そう。本書は原著のみならず、訳文も全文が CreativeCommons Attribution-ShareAlike (3.0) で公開されているのだ。 Producing Open Source Software オープンソースソフトウェアの育て方 本書「オ
2009年07月01日04:00 カテゴリ書評/画評/品評 Amazonアソシエイト決算2009.06 月初です。 というわけで、「404 Blog Not Found:Amazonアソシエイト決算2009.05」同様、先月の状況をレポートします。 I/Oボトルネック 今月はあまり本を紹介できませんでした。忙しさに加えて体調不良ということもあって、久しぶりに平均書評数が1冊/1日を切っています。 体調不良は、実は読む方にはあまり影響はありません。 404 Blog Not Found:発売中 - WEB+DB PRESS Vol. 50 森●がんばってちょっとめんどくさいけど、本読むとか。というのがあって、断線してるんです。 弾●本読むのめんどくさいんだ。 森●あー、それはすばらしいですけどね。 弾●風邪ひくと、普段はうっとうしくないものも、急にうっとうしくなったりするじゃないですか。本を
超図解・新しいマーケティング 実践編 2020年に連載した「超図解・新しいマーケティング入門」は、新人マーケターが最初に身に付けるべき知識を体形的に学べるとして好評を得た。本特集は、その続きとなる、実践編だ。実際に商品開発や事業を立ち上げるに当たっては、学んだ基礎知識をいかに適切に組み合わせて、生活者から支持を得るような“強い”体験価値を創造していくかが肝心となる。そこで企業向けに事業開発支援を行う博報堂のトップマケーターたちが、事業創造を成功させるためのアプローチ方法をこのほど体形化。実践テクニックの数々をお届けする。
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