新設クラウドセンターと海底ケーブルに懸ける沖縄IT産業:アジア企業の需要を掘り起こす!(1/2 ページ) 大規模なクラウドデータセンターの開設を間近に控える沖縄。首都圏とアジアを結ぶ国際海底ケーブルの陸揚げにも注力する。これまでのような単なるバックアップ拠点からの脱却を図る沖縄IT産業の今を、県のIT産業政策トップが語る。 いよいよ沖縄クラウドデータセンターが開設 東京から南西約1600kmの距離にある沖縄は、その立地の特性を生かし、首都圏をはじめとする国内企業のシステムやデータなどのバックアップ拠点として、従来からデータセンター関連ビジネスが活発だ。 その背景には、広域災害を想定した場合、沖縄は主要都市と同時に被災する可能性が低いことが主な要因としてあるからだ。また、沖縄には原子力発電所がないため、原発停止による電力不足の問題が回避できるという点も評価されている。このように、バックアップ