UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。 組織の不調は社員を枯らす!職場の不快感に効く「メンタル・マネジメント」 職場で「不快感」を訴える社員が急増している。成果主義的な評価制度を導入する企業が増えたことにより、チームワークよりも自分の業績を重視する
わたしはフリーランスのライターになると決める前、ある組織のCIOを務めたことがあり、他にもいくつかの組織でITマネージャーを務めた経験がある。その間、わたしはマネージャーとして成功するために必要なことを多く学んだ。条件のいくつかは、プロジェクトを期限までに予算内で完了するなどといった、明白なことだ。しかし多くの場合、よいマネージャーになるには、さまざまなプロジェクトを円滑に進めることよりも、部下とどう接するかということの方が重要だ。この記事では、わたしが学びとったよいITマネージャーになるために必要なことを、読者と共有したい。 1.部下の話を聞く わたしが読者にできる最善のアドバイスは、部下の話を聞き、彼らの提案を真剣に検討すべきだということだ。必ずしもすべての提案を聞き入れる必要はないが、少なくとも従業員の言うことをよく聞くこと。日常的な業務のほとんどを行うのは彼らであり、あなたが気づい
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