このような会社名から入る自己紹介は日本国内では一般的なのですが、海外であれば実は×なのです。文法的に問題があるわけではありません。海外でも自己紹介の際に会社名を言うこと自体はよくあることです。 問題は、自分の所属をまず言うことは個人・個性を大事にする世界標準のプロトコールと食い違いうという点です。プロトコルとは聞きなれない言葉ですが、コミュニケーション上のルールといった意味です。 まず会社名を言うことを、「~に属しています」の英訳から「belong to」スタイルと呼んでいます。 一方、M&A専門の金融マン、システムエンジニア、○○の営業パーソンといった何者であるかがまずくるような言い方を、「私は~である」の英訳から「I am」スタイルと呼んでいます。 世界標準の「I am」スタイルのプロトコールでは、 「わたしは鈴木健二です。健二と呼んでください。中東やアフリカでの資源開発を長く担当して