「忙しさ」を疑ってみる 果たして、本当に「労働時間数」と「成果」の間には相関はないのでしょうか? 面白いデータがあります。人材派遣大手のリクルートスタッフィングの調査。自社の従業員を調べたところ成績優秀者に短時間勤務の人も多く、「営業成績と労働時間に相関は見られない」とデータを開示してくれています。きっと、みなさんの思いも同じではないでしょうか。 でも、私たちは親の仇のように残業をやめません。なぜでしょうか。それは「残業を手放すことに不安」があるからです。「迷惑をかける"かも"」「明日、困る"かも"」「評価を下げる"かも"」。この"かも"の不安を鎮めるために、ムダな業務だと思いながらもヤメられない、というのがムダな残業の本性。 言い換えると、「残業をやめてはならない理由」があるとも言えます。そうなると、やめたくてもやめられません。つまり、「中毒」と同じ。せっかく目の前の業務が片付いても、「