写真を拡大 初の五輪は悔いの残る結果となったが、同時に得るものも多かった。町田“語録”で大会を振り返ってくれた【スポーツナビ】 町田樹(関西大)はある1つの失敗を悔やんでいた。ショートプログラム(SP)の演技後半に予定していたトリプルルッツがダブルになるという痛恨のミス。「最初で最後の五輪」という決意で臨んだソチの舞台は、5位という成績で幕を閉じた。 結果的には、あのルッツをしっかり跳べていれば、銅メダルは町田が手にしていた。「仮定の話をするべきではないと十分に分かっているんですけど、いまだに練習でルッツをやると、やるせない思いというか胸が締め付けられる思いになります」と語る。メダル獲得を悲願としていただけに、競技終了から1週間が経っても、いまだ現実をすべて受け入れることはできていないようだった。 なぜ、あの失敗は起きたのか。そして“語録”として今季注目されてきた発言の真意、1カ月後に
写真を拡大 エキシビションには浅田真央も招待枠で出場する。過去の名選手に並ぶ、印象深いナンバーになりそうだ【写真:アフロ】 日本時間21日、金曜日早朝のフィギュアスケート女子フリースケーティング(FS)での浅田真央(中京大)らの演技に涙した記憶もまだ新しいが、ソチではもうエキシビションが始まろうとしている。 エキシビションとは、五輪に限らず、世界選手権や全日本選手権など、大きな大会の最終日に開催されるもの。各大会で上位に入った選手と開催国選手、それ以外にも印象的な演技を見せた選手が招待され、試合とは違うプログラムを滑る特別な場だ。ソチ五輪では、各カテゴリーから上位5位までの選手と、ロシア選手、そして招待選手たちが出演する予定。エキシビションでは、試合のプログラムでは禁止されているバックフリップ(後方宙返り)もできるし、小物を持ち出すことも可能、ルールから解放された空間を楽しめる。 日本
ソチ五輪フィギュアスケート女子のショートプログラム(SP)が現地時間19日に行われ、浅田真央(中京大学)はトリプルアクセルで転倒するなど3種類のジャンプすべてにミスが出て、55.51点の16位発進となった。 予想だにしなかった展開に浅田の顔は曇った。「自分の思っているような演技が全然できなくて……気持ちは前に行こうとしていたんですけど、体がついてきませんでした」。直前に滑ったアデリナ・ソトニコワ(ロシア)が出した74.64点というハイスコアに会場が沸き上がる中、最終滑走で登場した浅田は、冒頭のトリプルアクセルで転倒。続くトリプルフリップでは回転不足をとられ、コンビネーションジャンプはダブルループとなるミスを犯してしまった。出来栄え点を表すGOEもジャンプは全てにマイナス評価がついた。 直前の6分間練習ではトリプルアクセルを成功するなど状態は決して悪くなかった。しかし本番を迎えると一変。
写真を拡大 フィギュア界では「五輪女子シングル優勝者はFSで青い衣装を着ている」というジンクスがある。ソチの優勝者は何色の衣装を着ているのか!?【写真は共同】 フィギュアスケート界では、「五輪女子シングル優勝者は、フリースケーティング(FS)で青い衣装を着ている」と、言われることがある。たしかに、2010年キム・ヨナ(韓国)、06年荒川静香、02年サラ・ヒューズ(米国)、1998年タラ・リピンスキー(米国)は、青い衣装を着てフリーを滑り、五輪金メダリストになっている。 それでは、その前はどうだったのか。60年から10年までの14大会で、優勝した女子選手のフリーの衣装の色を確認した(56年以前の映像はモノクロのため、確認できず)。古い映像で退色していることも多いため、「赤系」など、系統の色を数えてみると……青系4、赤系4、ピンク系2、緑系2、色のミックス2という結果だった。 それでも「五
写真を拡大 金メダルを目指す浅田(左)。地元ロシアの15歳リプニツカヤは有力なライバルだ/写真左:坂本清、同右Getty Images【スポーツナビ】 ソチ五輪の女子フィギュアスケートは現地時間19日(日本時間20日、0時〜)にショートプログラム、20日(同21日、0時〜)にフリースケーティングが行われる。日本からは浅田真央(中京大)、鈴木明子(邦和スポーツランド)、村上佳菜子(中京大)の3選手が出場し表彰台を狙う。 海外勢では、前回バンクーバー五輪金メダルのキム・ヨナ(韓国)、グランプリファイナル準優勝の15歳ユリア・リプニツカヤ(ロシア)らがエントリーしている。 表彰台争い有力選手は誰か、各選手の勝負の鍵は!? スポーツナビでは、5つの3回転など力強いジャンプや氷上での明るい笑顔が持ち味で、2007年四大陸選手権、04年全日本選手権で4位に入るなどの成績を残した澤田亜紀さんに、見
フィギュアスケートが人気になるにつれて、最近は、アイスダンスを知る人も増えてきた。 「男女が1カップルになって滑るペアとアイスダンスだけど、ジャンプがあるのがペアで、ないのがアイスダンス」、「ジャンプがない分、エッジワークが大切らしい」、「コスチュームが、シングルやペアよりもきれいみたい」 そう、どれも正解だ。これらは、アイスダンスというものを間違いなく表している。 けれどその裏には、「ジャンプがないからつまらない」、「エッジワークといわれても、よく分からない」という思いが隠れているのも事実だろう。 「アイスダンス」と聞いて何を思い浮かべるだろう。すべての概念を取り払ってただ想像してみる……なんだか、冷たいところでフォーマルにダンスしている感じ? 冷酷な踊り? そう、そんな感じでいいのだ。なぜなら、アイスダンス観戦でもっとも大切なのは、「感じる」ことだから。2人がこの数分間でどんな
ソチ冬季五輪のノルディックスキー男子ジャンプ・ラージヒル個人決勝が現地時間15日、当地のルスキエ・ゴルキ・ジャンピング・センターで行われ、日本の葛西紀明 (土屋ホーム)は2本合計277.4点(1本目:139.0メートル/140.6点、2本目:133.5メートル/136.8点)で2位となり、銀メダルを獲得した。 優勝はポーランドのカミル・ストッフで合計278.7点。ストッフはこれでノーマルヒル個人との二冠を達成した。 そのほか、日本勢では伊東大貴が9位、清水礼留飛 (ともに雪印メグミルク)が10位、竹内択 (北野建設)が13位となっている。 以下、試合後の葛西紀明コメント。 「1本目で必ず良いジャンプ。戦略通り」 ――あと一歩で金メダルという銀メダルでしたが? そうですね。もうちょっとで金に届きそうだったので、うれしい半分、いや、6対4ぐらいで悔しいですね。 ――試技がなくなっての
写真を拡大 日本男子初のフィギュア金メダリストとなった羽生は「ここからがスタート」とまだまだ上を目指している【Getty Images】 ソチ五輪のフィギュアスケート男子フリースケーティングが現地時間14日(日本時間15日)、当地のアイスベルク・パレスで行われ、ショートプログラム首位の羽生結弦(ANA)が、フリー178.64点、280.09点で優勝した。同種目では日本男子史上初、また今大会の日本勢初の金メダルとなった。 2位は世界選手権3連覇のパトリック・チャン(カナダ)でフリー178.10点、合計275.62点。3位はカザフスタンの20歳、デニス・テンでフリー171.04点、合計255.10点。 日本勢では、町田樹(関西大)がフリー169.94点、合計253.42点で5位、前回バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔(関西大大学院)はフリー164.27点、合計250.67点で6位だった。
――五輪が終わって感じたことは? 高橋「今回は本当にきつかったですし、かなり大変だったんですけど、これが自分の実力だと思います。なかなか出たくても出られないですし、経験したくても経験できない場所だと思うので、こうやって3回目の五輪で滑れて良かったと思います。結果は日本代表として良い報告ができなくて残念ですけど、精いっぱい自分の中であきらめずにやったので、良かったと思います」 ――冒頭の4回転について 高橋「そこは外せない部分だったので、最後まで希望を捨てずにいたかった。2本という選択肢は最初からなかったんですけど、1本は決めたいという気持ちが自分の中でありましたし、それができなかったのは残念です」 ――滑り終わったときどんな気持ちが一番大きかった? 高橋「最後にちゃんと出し切れなかったところというんですかね、何とも表現しづらいです」 ――終わったときは笑顔だったが? 高橋「も
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