連載第2回では、90年を超える伝統をもつ、東京にある私立広尾学園の大改革を前後編で取り上げる。7年前まで女子校だったこの学校は、少子化に加え、進学重視の外部環境の変化により、特徴のない多くの女子校同様、廃校の危機に瀕していた。その学校が驚くべき大転換により、今や教育界から大きな注目を集める存在になっている。前編では、この学校がなぜそのような大転換を成し遂げることができたのか、その理由に迫る。 iPS細胞と言えば再生医療の未来に大きな期待を抱かせ、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授にノーベル生理学・医学賞をもたらした研究で有名だが、その英語論文を読み解き、さらに一歩踏み込んだ研究をしている高校生たちがいる。老化した細胞からiPS細胞をつくりだす効率を改善するというテーマに取り組む吉本楓さんは、東京都港区にある広尾学園高校の医進・サイエンスコースの2年生だ(当時)。今年、卒業した彼女の先輩
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