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  • 舘野泉ピアノコンサート

    余韻が鮮やかに残っているうちに感動を書きしるしておこう。 そう、音は瞬間毎に消滅してゆくものなのだ。 当たり前のことだが、いつも思う。 影も形も無くなってしまう。 ピアニストは舞台を去り、集まった聴衆は三々五々と散って行く。 舘野泉のコンサートが近くのホールで開かれた。 ひどく蒸す雨後の昼下がりだった。 舘野泉は言うまでもなく、2002年の脳出血以来、左手のピアニストとして再起した音楽家である。 前半は、ブラームスの編曲によるバッハのシャコンヌから。 一曲目からとても力が入っていることが分かった。 プログラムに、ヴァイオリンと比較して打鍵後に音の減衰するピアノは、単音の続くフレーズの表現が難しいとあり、舘野泉は「弾いていると精神が研ぎ澄まされて、身体がそれに動かされていくのを感じる」。 バッハがのり移るのだろうか。 続いて、スクリャービンの「左手のための2つの小品」前奏曲と夜想曲。 目を瞑

    舘野泉ピアノコンサート
    Mamiccho
    Mamiccho 2011/06/14
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