教育現場に新しい風を送りこむ! 高校生の心に火をつける『「カタリバ」という授業』 [ブックレビュー] 2013.07.27 いとうあやね いとうあやね 「日本の高校生の5人に3人が”自分が参加しても社会は変わらない”と言う」 この現状を変え、社会と自分に希望をもつ若者を増やすことができれば、日本はもっと明るい社会に変わるのではないでしょうか。 上阪徹氏著『「カタリバ」という授業』(英治出版)は、高校生のキャリア教育を担う認定NPO法人カタリバの起業から現在の発展までを描く一冊です。 大学生ボランティアが高校生に自分の物語を語り、好きなものや頑張っていることを問いかけていく。その答えを対話によって掘り下げ、「自分は何を大事にして生きていきたいのか」を高校生に気づいてもらう。一年間に100を越える学校に出向き、授業を行っています。 カタリバが立ち上がったのは2001年。新興のNPOが学校現場に