日本でも新型 iPhone 3G が発売されることになったようだ。一方その頃おれは、インターネッターとしてー、デジタルガジェッターとしてー、いまだなんとなく iPhone に魅力を感じることができないままなのだった。葬式のとき親族に代わって盛大に泣きじゃくる「泣き女」という職業が世界各地にあったように、Apple 製品に関してはインターネット各地に「驚き男」みたいな役割を自任しているようなひとたちが居り、発表時期には彼らが盛大に驚いたり分析&展望芸を披露しはじめるので、まともな材料とまともじゃない材料の区別がつけづらい闇鍋状態に近付く。あー、なるほど、他者の見識を伺いたければ自ら黙る必要があるという教訓だなと思わなくもないのだが、たぶん自ら泉に石を投じねば他の波紋に揉み潰されるという恐怖心を人類が克服することはないので、エントロピーは基本的に減らない。そこで Web 2.0 とかの出番のは