DTPをしている人からみると自動組版・自動レイアウトではなかなか発注者の満足を得られないという困難さを多く思い浮かべるかもしれない。しかし一方でその発注企業の別の部署ではWebやデータベースを使った情報発信もしていて、そちらのシステム側から考えるとDTPのような1ページごとに手でレイアウトをする世界の方が信じられないことになろう。 両者が別の世界で交差せずにいた時代はそれでもよかったが、今日では両者の関係は日増しに密になっている。データの発信がWebファーストになるものは当然ながら、そうでなくて紙媒体が先でもデータの生成つまり原稿が作られる時点はデジタルになっており、両者を異なるシステムとして運営を続けるのは大変な無駄になる。 しかし今までタテ割であったものをヨコにつなげて一つのシステムとして「ワンソース・マルチユース」にすることは簡単ではない。ツールとして市販されているDAMを使った高額