朝鮮学校の授業料無償化手続き、再開へ 砲撃事件で凍結2011年8月29日15時4分 文部科学省は29日、昨秋の北朝鮮による韓国砲撃を受けて凍結していた朝鮮学校への高校授業料の無償化適用手続きを再開することを決めた。再開後の審査は通る見通しで、朝鮮学校も日本の高校と同様に無償化の対象となりそうだ。 高校無償化制度は2010年度から始まった。当初、朝鮮学校は対象外だったが、政府は「外交問題は絡めない」とし、授業時間数などの基準を満たしていれば無償化を適用すると決めた。しかし、適用をめぐる審査を始めていた昨年11月、砲撃事件が起きたのを受けて手続きを凍結。朝鮮学校側は国に適用を求める訴訟を準備するなど反発していた。 政府内には、昨秋に手続き停止を決めた現内閣のうちに今後の方針を決めるべきだとの考えがある。文科省は「砲撃事件当時と比べて北朝鮮情勢が落ち着いてきている」と判断した。 朝鮮学校は授業時