コソボ・プリシュティナ(Pristina)で、国際司法裁判所(International Court of Justice、ICJ)からの中継映像を見守るアルバニア系住民(2010年7月22日撮影)。(c)AFP/ARMEND NIMANI 【7月23日 AFP】オランダ・ハーグ(Hague)の国際司法裁判所(International Court of Justice、ICJ)は22日、2008年にコソボがセルビアからの独立を宣言したのは国際法に違反しないとの判断を示した。 小和田恒(Hisashi Owada)所長は満場の法廷で、「国際法に独立宣言を禁止する条文はない」と述べた。判断に法的拘束力はないものの、コソボでは人口の9割を占めるアルバニア系住民が歓喜し、車のクラクションを鳴らすなどして祝った。ファトミル・セイディウ(Fatmir Sejdiu)大統領は、独立をめぐるすべての疑念
【ブリュッセル福島良典】オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)は22日、コソボが08年2月にセルビアからの独立を一方的に宣言したことについて、国際法違反にはあたらないとして合法との判断を下した。法的拘束力はないが、ICJが独立を追認する解釈を示したことで、コソボ承認の動きが国際社会で広がる見通しだ。一方、今回の判断が、分離独立を目指す各地の民族運動を「刺激」する可能性もある。 国際法廷がコソボ独立の合法性について判断を下すのは初めて。セルビアは独立宣言が主権と領土の一体性の侵害であり、国際法に違反していると主張。セルビアの要請を受け、国連総会がICJに法的解釈である「勧告的意見」を求めていた。 ICJは22日、一般論として「国際法には独立宣言の禁止は含まれていない」と指摘し、「08年2月17日の(コソボ)独立宣言は国際法を違反しなかった」との判断を下した。 コソボを巡っては、独立支持派
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く