ロボット掃除機の「ルンバ」で知られる米iRobotは3月12日(現地時間)、投資家に対し、負債の借り換えまたは買い手が見つからない限り、今後12カ月以内に事業を閉鎖する可能性があると警告した。 発表文には、「消費者の需要、競争、マクロ経済状況、関税政策」により、新製品ラインが成功する可能性は十分にあるが、それでも負債を返済する他の手段が見つからないと、12カ月以上事業を継続できない可能性があるとある。

ロボット掃除機の「ルンバ」で知られる米iRobotは3月12日(現地時間)、投資家に対し、負債の借り換えまたは買い手が見つからない限り、今後12カ月以内に事業を閉鎖する可能性があると警告した。 発表文には、「消費者の需要、競争、マクロ経済状況、関税政策」により、新製品ラインが成功する可能性は十分にあるが、それでも負債を返済する他の手段が見つからないと、12カ月以上事業を継続できない可能性があるとある。
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 米オハイオ州立大学などに所属する研究者らが発表した論文「A sensor-actuator?coupled gustatory interface chemically connecting virtual and real environments for remote tasting」は、物理的に離れた場所にいる人と味を共有するシステムを提案した研究報告だ。一方が食べている味を別の場所にいる一方に無線伝送し、同じ味を再現するアプローチだ。 システムは「e-Taste」と呼ばれ、味を感知する「電子舌センサー」と、その情報に基づいて味を再現する「アクチ
日本のインターネット黎明期を支えたISPのホームページサービスが徐々に消えつつある。NTTドコモは、ISPサービス「ぷらら」の個人向けホームページサービスを3月末に終了、30年近い歴史に幕を閉じる。 ドコモがぷららの「プライベートホームページ」サービスの終了を発表したのは、2024年6月だった。これによると、25年の3月末をもってサービスを終了し、ユーザーのコンテンツは4月30日に「完全に削除」されるという。 終了の理由は「サービスの利用が近年減少しており、今後継続的にサービスを提供していくことが困難となった」ため。同時に法人向けサービス「BUSINESSぷらら」のホームページサービスも終了する。 4月1日以降はアカウント名やパスワードなどの確認ができなくなるため、過去にアップしたコンテンツをFTPソフトなどでダウンロードしたいユーザーは、3月中に確認することが推奨される。 ドコモのぷらら
もう音楽を聴くだけじゃない 「耳に入れっぱなし」が当たり前になった、最新イヤフォンの世界:小寺信良のIT大作戦(1/3 ページ) 今では信じられない話だろうが、筆者が学生だった40年前は、地下鉄の冷房も十分ではなく、夏場は窓を開けて走行していた。また当時の国鉄は、今のようなメロディの発車音が採用されておらず、代わりに非常ベルを鳴らしていた。そのやかましさは、筆舌に尽くしがたい。 筆者は音響技術、要するに音楽ミキサー養成の専門学校に通っていたが、先生からは電車の騒音から耳を守るために、ホームでは非常ベルの近くを避けること、極力イヤフォンやヘッドフォンを無音で装着して減音し、耳を保護するように指導されたものだった。 首都圏で電車に乗ると、インバウンド客以外でイヤフォンをしていない人を見つけるのが困難なくらい、完全に当たり前の風景になっている。かつては、ただ移動しているだけではヒマだという理由で
中国DeepSeekのサービスが急激に注目を集めており、1月28日には日本のApp Storeの無料アプリランキングでも「DeepSeek-AI」アプリが米OpenAIの「ChatGPT」を抜いて首位に立った(Google Playストアでは71位)。 アプリを利用する前に、DeepSeekが公開しているプライバシーポリシーを一読することをお勧めする。 収集するデータは以下のとおり。 アカウント設定時に提供する情報(生年月日、ユーザー名、メールアドレス、電話番号、パスワードなど) サービス利用時に入力する情報(テキストや音声入力によるプロンプト、アップロードされたファイル、フィードバック、チャット履歴など) 問い合わせ時に提示する身分証明書や年齢の証明、サービス利用に関するフィードバック サービス利用中のIPアドレス、固有のデバイス識別子、Cookieなどのインターネットその他のネットワー
米SpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」にて、持ち運びしやすい小型アンテナ「Starlink Mini」が日本でも購入可能になった。価格は3万4800円(米国では599ドル)、通信プランは移動中・海外でも通信できる「ROAM」の場合、月額6500円(50GBプラン)から。無制限プランは月額1万1500円となっている。 Starlink Miniは、WiFiルーターを内蔵した“ほぼA4サイズ”の小型衛星通信端末。重量は1.1kg(キックスタンド込み1.16kg)で、「お手持ちのかばんにも楽々収まるコンパクトでポータブルなキット」としている。 ダウンロード速度は最大100Mbps超で、最大128台のデバイスを同時接続可能。WiFiの通信範囲は約112平方メートルだ。IP67等級の防水防塵性能の他、マイナス30℃から50℃までの環境で動作する。100WであればUSB-PDで
ガチャ用の“石”の数がマイナスに──スマートフォンゲーム「Fate/Grand Order」(FGO)を開発運営するラセングル(東京都目黒区)は12月27日、11日に発生した不具合の今後の対応方針などを発表した。不具合の影響で獲得できた一部ゲーム内アイテムを回収。回収に必要な数が足りなかった場合、所持数がマイナスになる対応を取る。 FGOでは11日に「特定の時間をまたいでバトルを終了した際に、報酬を受け取り済みの一部マスターミッションが報酬受け取り可能な状態に戻ってしまう場合がある不具合」が発生。これにより、本来は獲得済みのアイテムが再獲得可能となり、12日には半日以上の緊急メンテナンスを実施する事態になった。 この不具合への対応として、当初はバグによって取得したアイテムのうち、すでに使用してしまったものについて回収はしないと説明していたが、プレイヤーから「バグを利用した人が有利ではないか
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。通常は新規性の高い科学論文を解説しているが、ここでは番外編として“ちょっと昔”に発表された個性的な科学論文を取り上げる。 X: @shiropen2 英レスター大学などに所属する研究者らが2019年に発表した論文「Comparative Relevance of Physical Fitness and Adiposity on Life Expectancy」は、身体能力と肥満度が平均寿命にどのように影響するのかを詳しく調査した研究報告である。特に注目したのは、自己申告による歩行ペースと握力計で測定した握力という2つの身体能力指標である。 実験は2006~2016年にかけて行われ、47万4919人という大規模な参加者を対象とした。参加
プログラムのバグは本来、修正されるべきものだが、見過ごされたままリリースされることもある。バグがプレイヤーに発見され、裏技として広がると、“バグ技”と呼ばれてプレイの楽しみの一つになることがある。 移植作に過去作のバグの仕様をあえて再現したアップデートが加わったことは、「バグの再現なんて初めて聞いた」と驚かれている他、「コナミ、分かってるなあ」などとプレイヤーから歓迎されている。 関連記事 「パワプロ2024」バグ多すぎでコナミが謝罪、修正へ 「ゲームが止まる」「架空選手が全員ぽっちゃり」など30以上 18日に発売された「パワフルプロ野球2024-2025」で大量のバグが報告されている問題についてコナミが謝罪。8月上旬と下旬に修正アップデート配信し、対応する。 勧めたいけど勧められない──ポケモン新作は微妙な出来の困ったちゃん 初の本格的なオープンワールドとなった「ポケットモンスター スカ
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。Twitter: @shiropen2 東京大学空間情報科学研究センター、大阪公立大学大学院情報学研究科、東京大学大学院情報理工学系研究科ソーシャルICT研究センター、株式会社国際電気通信基礎技術研究所に所属する研究者らは「日本国内におけるメールセキュリティに関する実態把握」の研究報告を発表した。 パスワード付き圧縮ファイルを添付したメールとそのパスワードを書いたメールを別々に送るセキュリティ対策手法(通称:PPAP)において、脆弱性が高いにもかかわらずまだ使い続けている有無や理由、脆弱性の認識はあるかなどの質問を組織344社に行い、分析した研究報告である。 取引先や顧客など社外の相手とファ
無料APIを2月9日に終了し、有料APIに移行すると突然発表した米Twitter。API連携しているサービスは企業・個人問わず幅広く存在しており、終了まで残り少ない日数と、影響範囲が広い割に詳細が6日週まで判明しないというデベロッパー/ユーザーフレンドリーではない対応から、日本でも混乱が広がっている。 そんな中、TwitterCEOのイーロン・マスク氏は、他のユーザーにリプライする形で無料APIの終了について説明した。「無料APIは、botを使った詐欺師や、意見を操縦する者に悪用されている。検証プロセスや支払いがないため、悪質なことに使うために、10万個のbotを簡単に起動させることができてしまう」と指摘。 これに対し、検証プロセスを導入しAPIを有料化することで、悪質なbotの大量発生を抑制。「ID認証付きAPIアクセスは月額100ドル程度で済むので、(悪質なbotなどが)とてもきれいに
結局、紙で保存でOKなのか? 電子帳簿保存法がアップデート 売上高5000万円以下は検索要件不要に(1/2 ページ) 電子データで受け取った領収書などの書類を、紙で保存することを禁じた改正電子帳簿保存法(電帳法、詳細記事)。大企業だけでなく個人事業主も含めて対応が必要なことから、2021年に問題となった。法律自体は22年1月から施行されたものの、結局、「24年1月までの2年間、対応を宥恕(ゆうじょ)する」ことになり、実質的に延期された形だ(詳細記事)。 ところが2022年末に公表された政府の「令和5年度税制改正大綱」では、さらに対応を緩和するアップデートが盛り込まれた。まだ閣議決定されておらず、確定事項ではないが、現時点での方向性を確認しておこう。 さらなる猶予措置 まず、電子データで受け取った書類を、電帳法が求めるやり方で保存できなくても、「相当の理由」があれば「猶予」するという内容が盛
ローソンは11月15日、全国のローソン店舗のトイレ扉付近にアートステッカーを貼る取り組みを始めた。コンビニトイレについて考えてもらう機会にしたいというのが目的だが、どういった背景があるのか。同社SDGs推進室アシスタントマネジャーの合田早紀氏に話を聞いた。 アートステッカーには、「いつもきれいにご利用いただき、ありがとうございます」というメッセージと、QRコードが記載されている。QRコードを読み込むと、動画が視聴できる。同社が1997年に店舗の「トイレ開放宣言」をしたことや、1日におよそ100万人がローソンのトイレを利用していると推定されるという内容だ。また、動画の後半部分では、トイレを清掃する店舗スタッフの存在を知らせるとともに、「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」というメッセージを伝えている。
米Twitterを買収したイーロン・マスク氏は11月1日(現地時間)、うわさされていた「青バッジ」とも呼ばれる認証バッジの有償化について構想をツイートした。青バッジを米国などで提供しているサブスクプラン「Twitter Blue」(日本ではまだ提供していない)の1機能とし、このプランの料金を現在の月額4.99ドルから8ドルに引き上げるとしている。 うわさ段階では、月額19.99ドルに引き上げるとされていたが、10月31日に作家のスティーブン・キング氏(フォロワー数は693万人以上)の「青バッジをキープするために月20ドルだと? ばかな話だ。むしろ私に(ギャラを)払うべきだ。本当にそうするならエンロン(2001年に経営破綻した大企業)みたいに消えるぞ」というツイートへのリプライとしてマスク氏は「Twitterは広告だけに依存するわけにいかないのです。8ドルならどうですか?」とツイートし、「実
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 スコットランドのUniversity of GlasgowとサウジアラビアのTaif Universityによる研究チームが発表した論文「ThermoSecure: Investigating the effectiveness of AI-driven thermal attacks on commonly used computer keyboards」は、キーボードから人の指先の熱を検出し、熱画像を解析してユーザーの入力を推定、パスワードなどを取得する深層学習システムを提案した研究報告だ。入力後20秒以内に撮影した熱画像から86%でパスワードを特定できることが確認された。 キーボード
メモリ事業を手掛けるキオクシア(東京都港区)は9月28日、2TBのmicroSDXCメモリカードを試作し、基本動作を確認したと発表した。SDXCカードの仕様は、最大2TBの容量と規定されているが、これまで製品化に至ったものはないという。同社は2023年に量産を始める予定。 試作したメモリカードには、自社開発の3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」とコントローラーを使用。独自のパッケージング技術で、厚さ最大0.8mmのメモリカードのパッケージ内に、1Tb(=128GB)のフラッシュメモリのチップを16枚積み重ねているという。 なお、SDカードの最新規格「SDUC」では、最大128TBまでの容量に対応する。 関連記事 キオクシア、初の「XFM DEVICE Ver.1.0」準拠製品をサンプル出荷 モバイル機器などのストレージに キオクシアは14日、業界で初めて「XFM DEVICE V
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 明治大学中村聡史研究室の研究チームが発表した「コミックにおける読者依存性の高い地雷表現回避手法の実現」は、漫画の読書中に見たくないシーンを予告し、そのページを読むときに回避できるシステムを提案した研究報告だ。 途中で出てくる“グロテスクなシーン”を見たくないなどの個人的に遭遇を回避したい場面だけを避け、作品全体を読み進める読書体験を可能にする。 ここでいう“見たくないシーン”とは、読者一人一人がそれぞれ思うシーンであって、多くの人が一般的に思うシーンではないことに留意したい。 漫画を読んでいると苦手なシーンに遭遇してしまう場合がある。リアルな虫やグロテスクな生首、不気味なお面、親から児童へ
「NHK受信料不要」で爆売れ チューナーレスが変えた「テレビ」の意味:知らないと損?業界最前線(1/5 ページ) 2021年末以来、注目を集めている家電がある。地上デジタル放送やBS・CS放送が見られない「チューナーレステレビ」だ。 これまでも、テレビチューナーを内蔵していない製品は、PC用や業務用などのモニターやディスプレイのカテゴリーで販売されていた。 しかし、21年12月にドン・キホーテが発売した「AndroidTV 機能搭載チューナーレス スマートテレビ」は、6000台の初期ロットが早々に売り切れるほどに大ヒット。チューナーレステレビの可能性を明らかにした。そして22年7月現在、複数のメーカーからチューナーレステレビが発売されている。 ドン・キホーテの「チューナーレススマートテレビ」。24V型と42V型の2モデルを用意。42V型でも店舗上限価格3万2780円(税込)と安い。22年2
テレビ朝日、家庭の電力使用量グラフから「テレビ」削除で物議 「丁寧さに欠けていた」:「テレビ」の電力使用量は全体の8.2%(1/3 ページ) 猛暑が続き、電力需給がひっ迫しているとして政府が企業や各家庭に節電を呼びかける中、テレビ朝日が家庭の電力使用量に関するグラフを加工して番組で紹介したとして物議を呼んでいる。Twitterで拡散されている画像によると、番組ではグラフから「テレビ・DVD」の使用分(8.2%)をカットして放送していた。Twitterでは「捏造だ」「悪質すぎる」などの声が挙がっている。Twitterでの指摘に対し、同社は事実関係を認めた上で「丁寧さに欠けていた」と釈明した。 電気使用割合が4番目に多い「テレビ」 経産省調査 テレ朝が番組で紹介したのは、資源エネルギー庁(経済産業省)が作成した「家庭における電気の使用割合」(夏季の午後7時ごろ点灯帯)という資料。元の資料を見る
6月17日の深夜から翌朝にかけて、Twitterを中心にLenovoのノートPC「ThinkPad」がひそかに話題となった。レノボ・ジャパンの直販サイトでとあるクーポンを利用すると、本来20万円を超える定価のノートPCが5万円前後で買えることが分かったからだ。ただし、夜が明けて一転し、同社は注文をキャンセルすると主張している。 このクーポンは、同社がアフィリエイトプログラム参加者に配布したもの。併せて楽天のEC仲介サービス「楽天リーベイツ」を経由することで購入額の20%相当の楽天ポイントを付与するキャンペーンも開催されており、一部のユーザーで“お祭り状態”となっていた。18日午前には「ThinkPad」がTwitterの日本のトレンドに入った。 クーポンの対象は、エントリーモデルの「ThinkPad E14 Gen3」と「ThinkPad E15 Gen3」。例えば、8コア16スレッドのR
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