原発事故を受けて、自然エネルギーの地熱による発電を拡大するため、熱源が豊富な国立公園などでの開発の規制が、条件付きで緩和されたことを受けて、環境省は9日、開発業者を対象にした説明会を開きました。 地熱発電は、地下深くにある高温の蒸気などを使って発電するものですが、熱源のおよそ8割は、国立公園と国定公園の中でも特に保護が必要な「特別地域」にあるため、開発は厳しく規制されてきました。 しかし、原発事故を受けて、環境省は規制を緩和することを決め、9日、都内で開発業者を対象に説明会を開きました。 はじめに細野環境大臣があいさつし、「再生可能エネルギーの中で最も潜在的な可能性が高く、コスト面も含めて有効なのが地熱発電だ。環境省を単なる規制官庁ではなく、皆さんと一緒に地熱発電を推進していくパートナーとして見ていただきたい」と述べました。説明会では、これまで認められなかった、特別地域の一部で垂直に井戸を