「国民とのコミュニケーション能力がない人は総理大臣になる資格はない」 40年以上にわたって日本政治を研究し、「代議士の誕生」の著者でも知られる米コロンビア大教授のジェラルド・カーティス氏が24日、西松建設の違法献金事件を受けて民主党が設けた有識者会議に出席。秘書が起訴された小沢代表の説明不足とともに、小沢氏に積極的に説明を求めようとせず、代表続投を認めた民主党を厳しく批判した。 カーティス氏は3月の朝日新聞への寄稿で「総選挙を前にして、動き出した検察が沈黙し、公の場で説明しないということは、国民の間の政治不信ばかりか、国家権力に対する不信感を深めることになりかねない」と検察の説明責任を指摘。会議でも「いまだに行うべき説明責任を果たしていない」と検察の対応を問題視した。 ただ、寄稿が掲載されてから1カ月以上たったこの日、むしろ批判の矛先は小沢氏や民主党に。「『昔の(自民党)田中派がやっ