東京都の石原慎太郎知事(78)は11日午後の都議会本会議で、4月の都知事選に4選をめざして立候補する意向を表明した。いったんは不出馬の方針を決めていたが、自民党の再三の出馬要請を最終的に受け入れることになった。 石原知事は今期限りでの引退を決め、周囲に「出る気はない」などと伝えていた。一方、2月以降、自民党や石原伸晃・同党幹事長らから立候補の要請を受けていた。 自民党の説得に対して石原知事は、選挙の結果次第で自ら進めた都政の路線継承が難しいとの見方を示した。10日夜には、後継含みですでに立候補を表明している神奈川県の松沢成文知事(52)らと会談し、自らの意向を伝えた。その後、伸晃氏らとの調整の末、最終判断した。 都知事選をめぐっては、松沢氏のほか、前参院議員の小池晃氏(50)=共産党推薦=と、外食チェーン大手ワタミ創業者の渡辺美樹氏(51)、発明家のドクター・中松氏(82)らが立候補