オバマ米大統領は4日、全米ほぼすべての学校や図書館で、5年以内に次世代高速ネットと無線LANを整備する計画を明らかにした。アップルの協力を得てタブレット端末「iPad」を提供するなどし、将来は生徒一人ひとりが情報端末を使ってネットを使った授業を受けることを想定している。 高校以下のすべての教育機関が対象。手始めに2年で予算20億ドル(約2千億円)を投じて、1万5千校の児童・生徒2千万人にネット環境を整える。さらに、アップルやAT&Tなど大手7社が総額7億5千万ドル(約765億円)相当の情報端末や通信サービスを提供する。 オバマ氏はこの日、生徒に個人用のiPadを持たせている東部メリーランド州の公立中学校を視察。米国の学校の高速ネット普及率は約30%なのに、韓国ではすべての学校で利用可能だなどと指摘し、「コーヒー店では無料で無線LANを使えるのだから、学校でも当然使えるようにすべきだ」と語っ