佐藤優の読書ノート---逆境に陥った時に、どうやって切り抜けるか。その方法を具体的に示した本『逆境を乗り越える技術』 佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」 vol038 読書ノートより ビジネス書で、成功するため、出世するためのノウハウ本はたくさんある。しかし、逆境に陥ったときに、どうやってそこを切り抜けるかということについて、具体的に記した本は、意外と少ない。 本書は、東京地方検察庁特別捜査部に逮捕、起訴された経験のある私と石川知裕氏(前衆議院議員)が、危機管理、ダメージコントロールについて、率直かつ具体的に語りあった本だ。例えば、カネについて、こんなやりとりをしている。 <お金は大切 佐藤 ピンチをチャンスに転換する場合にも大前提となるのですが、お金の問題は無視できませんね。 石川 私が議員辞職する前、財政的基盤をどう確保するのかについては佐藤さんにずいぶんとご指導いただきました。 佐
最近、ある日本企業はグーグルが変更した検索アルゴリズムでダメージを受けた。それまでは検索結果の上位に表示され、多くのユーザーが流入してくる窓口となっていたが、通達もなく変えられたアルゴリズムでその企業のページは検索結果の奥底に沈んだ。「社内のエンジニアですぐに対応できたため、被害はそこまで大きくはない」とその企業の担当者は胸をなで下ろす。だが、「刺激したくないので社名を出したくない」とグーグルというインターネット時代の神を前に恐れおののく。 グーグルが振り下ろす鉄槌におびえる企業は多い。日本ではポータルサイト最大手のヤフーがグーグルの検索エンジンを採用していることから、事実上9割以上のパソコン利用者がグーグルの検索アルゴリズムを介してインターネットで情報を得ている。グーグルの検索アルゴリズムは絶対的であり、結果の上位に表示されなくなることは、存在こそしていても、事実上、人目に晒されなくなる
プロにタダで依頼してもいい(追記:ただしリスペクトは必要) 2014-06-16 追記:このエントリの続きとして「プロに必要なのはリスペクトだった」を書きました。あわせてどうぞ。 ネットでは頻繁に「プロに無償で依頼するなんて非常識だ」という意見を見かけます。正論だとは思いますが、相手がプロであっても、お金を払わなくてもいい、むしろ払わないほうがお互いのためになる場合があります。 それは、依頼相手とお金のやりとり無しに繋がってる場合です。いわゆる、恋人や友だちのことで、橘玲(たちばなあきら)氏の言葉を借りると、お互いが「愛情空間」や「友情空間」の中にいる場合です。そして、友だちよりも広い関係を「政治空間」と呼び、お金のやりとりによる繋がりは「貨幣空間」といいます。 純粋な恋人や仲の良い友だちに何かをお願いするときに、いちいち現金の報酬を提示していたらどうなるでしょうか。想像に易く、その関係は
久しぶりの更新になってしまいました。 ブログの更新のように誰からも強制されることのないものというのは、一度勢いが止まると中々再開しにくいものですが、今日ばっかりは書きたい、自分のためにも書かなければならない、と感じたので更新することにしました。 今のこの気持ちを何かの形で文字にしないと、永遠に失われてしまうようで怖いからです。 もはや「エジプト情報発信」というこのブログの趣旨とは関係なく、ただ書きたいから書きます。思うままに書いていくので構成は決して練れたものではないと思いますが、ご了承ください。 今日は、エジプト人たちの夕食に招待された話です。 厳密には夕食と呼ぶのか微妙ですが、そのあたりは下記にて。 先月末から、エジプトではラマダンが始まりました。 この1ヶ月間は、イスラム教徒(ムスリム)は、日の出ている間は飲食・喫煙は行いません。 彼らは日没(今だと夜の7時半ごろ)とともに食卓を囲み
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