シリコンバレーに来てようやく、梅田さんの新著 シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代 が読み終わった。ここ1ヶ月くらいは、大好きな著者の本もまともに読めないくらいドタバタだったという反動を差し引いても、久しぶりに良い本に出会えた気がする。 さて、何を隠そう、僕は将棋が全く分からない。将棋を「指せない」だけではなく「観ても分からない」。なぜ僕が将棋を観ることもできないのかは、自分でもよく分からない。どちらかと言えば、将棋のような知的ゲームをとても愛する子供であったはずだ。将棋をする年代(小学校中〜高学年)よりもずっと小さい頃、僕はとてもゲームが強く、例えばオセロをやると同世代だけではなく大人にも負けなかった。本気でやるといつも圧勝してしまう。そしてそれは幼少期の子供には友達を減らす要因になりうる。子供心にそう思っていたのかもしれない。ただただ、僕は今も昔も将棋が分からない。そういう読者
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